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ブラジルら強国との対戦に…田中碧「アクションを起こさないと意味がない」

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日本代表MF{田中碧}}(デュッセルドルフ)

 昨年の夏、東京五輪の舞台に立った。しかし、準決勝で対戦したスペインに敗れるなど目標のメダルには手が届かなかった。強国の実力を体感した日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ)は「彼らとの差を埋めていかないといけないのは間違いない」と話した。

 東京五輪ではボランチの一角に入って全試合先発出場。準決勝まで勝ち進んだチームの躍進を支えた。しかし、準決勝で対戦したスペインに延長戦の末に0-1で敗れ、3位決定戦ではメキシコに1-3の敗戦を喫し、メダル獲得はならなかった。強国との対戦。「差」を実感するだけでなく、「ボール保持がカギになる」ということも感じたようだ。

「それは五輪でも感じた。優勝するためにボールを握り、自分たちが楽にゲームを進める時間を増やすことが、上に行けば行くほど必要になってくる」。W杯ではスペイン、ドイツと世界一の経験がある強国との対戦が決まっており、「ゲームの進め方は異なるけど、両方のチームに対して、いかにボールを握り、彼らから奪えるか。両方を準備して挑むことが重要だと思う」とイメージしている。

 6月シリーズではパラグアイ、ガーナ、そしてブラジルとの対戦が控えている。「まずは僕自身が持っているものを全部出すことが必要。強豪国とやれる機会なので、自分たちからアクションを起こさないと意味がないと思う」と意気込みを示す。

「自分たちがやるべきこと、目指すべきものをしっかり使って戦うのはすごく重要。彼ら一人ひとりと差があるのは分かっているけど、彼らのために自分自身のプレースタイルを変えるのではなく、まずは自分がやるべきこと、やれることを彼らにぶつけることが大事だと思う」

 全力で強国に挑み、さらなる成長へのきっかけをつかみ、世界との差を埋めていくことができるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
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