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パラグアイ代表監督が日本人選手に言及「彼ら2人が国際的にも大きなインパクトを与えている」

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日本戦に向けて札幌ドームで調整するパラグアイ代表

 2日のキリンチャレンジ杯で日本代表と対戦するパラグアイ代表が1日、試合会場の札幌ドームで公式練習を行った。練習前にはギジェルモ・バロスケロット監督がオンライン会見に臨み、「現時点でベストと思われる選手を起用したい」と意気込みを語った。

 日本戦のあと韓国に渡り、10日に韓国代表との国際親善試合も控えているパラグアイ。新型コロナウイルス感染症の検査やビザの取得手続きの関係で来日せず、韓国で合流する選手もいるということだが、バロスケロット監督は「日本戦ではベストなメンバーを選びたい。単に出場機会を与えるというのではなく、代表として戦えるメンバーを選びたい」と強調した。

 W杯南米予選は8位に終わり、カタールW杯出場を逃したパラグアイ代表にとって、明日の日本戦はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共催される26年W杯に向けたリスタートの一戦となる。

「明日の試合は私たちにとって役立つ機会となる。日本はW杯に出場する国ということで、素晴らしい対戦が実現した。私たちは明日からアメリカで行われるW杯に向けて、新しいチームづくりに取り組んでいく。全員が新しい夢のプロセスのスタートに立つことを自覚して試合に臨むべきだと思う」

 ボカ・ジュニアーズの選手としてインターコンチネンタル杯などのため来日した経験がある指揮官は、ラヌース(アルゼンチン)の監督として14年のスルガ銀行チャンピオンシップでは柏レイソルとも対戦した。「日本は時間とともに成長を遂げている。これほど世界の各国リーグで日本人選手が活躍する時代が来るとは思っていなかった。リバプールをはじめ、イタリアやドイツのビッグクラブで日本人選手が活躍しており、日本の成長を裏付けている」。日本サッカーの印象についてそう語ったバロスケロット監督は、日本代表で警戒する選手を聞かれ、2人の名前を挙げた。

「久保選手、南野選手。他の選手も優秀だと思うが、彼ら2人が国際的にも大きなインパクトを与えている選手だと思う」。MF久保建英とMF南野拓実の名前を口にしたうえで、チームの特徴としては「攻撃のスピードが速く、プレーの組み立ての際は高い位置からプレーを始める。3人のFWと中盤の選手を使ってエリア内で攻撃を仕掛ける力を持っている。ダイナミックな強いチームで、テクニックにも優れている」と指摘。「魅力的な試合展開になると予想している」と対戦を待ちわびた。

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