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ウズベキスタンでU23アジア杯開幕、U-21代表は3日UAE戦へ…大岩監督「経験の場ではない。優勝を目指す」

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前日会見に出席した大岩剛監督

 パリ五輪世代のU-21日本代表は、3日からAFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022の初戦に臨む。2日の公式会見では、大岩剛監督とGK鈴木彩艶が出席。大岩剛監督は「貴重な経験の場、と思って参加していない。優勝を目指している」と意気込みを語った。

 日本はグループリーグで3日にUAE、6日にサウジアラビア、9日にタジキスタンと対戦。年齢も上のチームが多い中で、日本のU-21世代は長期間の連戦を戦うことになる。開催地は暑さが厳しいウズベキスタン。大岩監督は「厳しい気候ではあるけど、非常にいい準備はできている。われわれにとっていい大会になれば」と意気込みを語った。

 今大会は2年に一度の開催。だが、年によってオリンピック予選を兼ねたものになり、16年にはリオ五輪予選、20年には東京五輪予選として行われた。今年の大会は五輪出場には直接かかわってこないが、次の大会出場に向けたポット分けには大きく影響。鈴木は「この大会が、この先の大会に非常に大切なことになるのは僕たちも理解している。前回大会で日本はグループリーグ敗退。悔しい結果に終わったことも知っているので、選手たちのモチベーションは高い」と目を光らせる。

 日本は5月31日までに全員が集合し、トレーニングを開始。大岩監督はまずバラバラで集結した選手たちのコンディションの統一に専念。その上で、戦術面の落とし込みも進めたという。

 日本はU-21世代がこの大会に挑んだ13年、18年ともにベスト8。直近の大会では東京五輪世代のU-23代表がグループリーグ未勝利の敗退という悔しい成績に終わった。厳しい戦いが待ち受けているが、それでも大岩監督はあくまで優勝を見据えている。

「はっきり言えることは、われわれはこの大会を貴重な経験の場と思って参加していない。優勝を目指してしっかり準備をしている。しっかりと結果を求めて、一試合一試合を戦う。そういう大会にしながら、オリンピックを目指すチームのひとつの土台にしていけるような大会にしたい」

 この世代は3月のドバイカップU-23で全3試合を完封に抑えて全勝優勝。2024年のパリ五輪に向け、勢いをそのままに過酷な頂を目指す。

■選手
▽GK
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
佐々木雅士(柏)
鈴木彩艶(浦和)

▽DF
内野貴史(デュッセルドルフ)
加藤聖(長崎)
馬場晴也(東京V)
半田陸(山形)
畑大雅(湘南)
鈴木海音(栃木)
チェイス・アンリ(シュツットガルト)
木村誠二(山形)

▽MF
松岡大起(清水)
斉藤光毅(ロンメル)
山本理仁(東京V)
藤田譲瑠チマ(横浜FM)
三戸舜介(新潟)
松木玖生(FC東京)
佐藤恵允(明治大)
山田楓喜(京都)

▽FW
藤尾翔太(徳島)
細谷真大(柏)
鈴木唯人(清水)
中島大嘉(札幌)

(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2022特集ページ

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