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U23アジア杯初戦に臨むU-21日本代表、「チームのプラスになれるように」DF馬場晴也は守備の要へ

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DF馬場晴也(東京V)

 U-21日本代表はAFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022に参戦。3日にはグループリーグ初戦のUAE戦に臨む。若くして世界大会も経験したDF馬場晴也(東京V)は「チームのプラスになれるようにやっていけたら」と意気込みを語った。

 3月に発足したパリ五輪世代のU-21日本代表は、同月にドバイカップU-23に参加。3試合すべてで完封を果たし、全勝で優勝を果たした。その勢いのまま6月のU23アジア杯へ。3日のグループリーグ初戦はUAE。2日の前日練習後、馬場は「個々に上手い選手はいるイメージ。でも組織的にやるチームではないので、相手のずれを狙っていけばチャンスは作れる。みんなでこだわってやっていければ、いいスタートが切れる」と展望を口にした。

 馬場はドバイ杯3試合の第1戦でフル稼働したものの、その後はアクシデントにより欠場。しかし日本は第2戦、第3戦で今回も招集された守備陣が活躍し、完封を続けていった。一方で、今大会ではDF西尾隆矢(C大阪)が怪我により大会不参加に。A代表招集経験もある守備の要の不在。コロナ禍の影響で代表活動経験の少ない選手が集まったチームにとって、後方から攻守を支える馬場の役割がより一層重要なものとなる。

 U-16から代表に招集され、2017年のU-17W杯には飛び級で出場。持ち味のビルドアップと、その豊富な経験値をチームにもたらす構えだ。「このチームではU-16からずっとやってきている。(牽引するという)そういった部分を任されている自覚もある。意識しつつ、プレーのところでもチームのプラスになれるようにやっていけたら」。世界を知る男が、アジア制覇を目指すチームの屋台骨になる。

(取材・文 石川祐介)
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