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U-19日本代表、PK戦3人連続失敗でコモロに敗れる…この日もGK木村凌也は好セーブ連発

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[6.3 モーリスレベロトーナメントC組第2戦 U-19日本 0-0(PK0-3) U-21コモロ フランス]

 U-19日本代表は3日、モーリスレベロトーナメントC組第2戦でU-21コモロ代表と対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半もスコアが動かずに0-0のままPK戦に突入し、0-3で敗れた。日本は6日の第3戦でU-19コロンビアと対戦する。

 今大会は90分勝利で勝ち点3、PK勝ちで同2、PK負けで同1を獲得し、90分負けは同0となる。

 31日の第1戦U-21アルジェリア戦で1-0の完封勝利を収めた日本は、先発5人を変更。4-2-3-1のシステムを採用し、GKに木村凌也(日本大)、最終ラインは右からキャプテンマークを巻くDF中野伸哉(鳥栖)、DF菊地脩太(清水)、工藤孝太(浦和)、DF松田隼風(水戸)、ダブルボランチにMF福井太智(鳥栖U-18)とMF山根陸(横浜FM)、2列目は右から屋敷優成(大分)、FW中村仁郎(G大阪)、FW高橋センダゴルタ仁胡(バルセロナ)が配置され、1トップにFW横山歩夢(松本)が入った。

 第1戦のアルジェリア同様、U-21代表で今大会に出場しているコモロは、U-19代表で出場している日本にとって年上。フィジカルやスピード、パワーで勝る相手になかなか攻撃の形を作れない日本は、前半17分に危機を迎える。PA外からMFアーメドに枠を捉えるシュートを放たれるが、アルジェリア戦で好守を連発した木村がきっちりと弾き出してゴールを守った。

 その後もコモロ守備を崩し切れずにフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続き、逆にボールを失うと縦に速いコモロの攻撃にゴールを脅かされる。しかし、最後方に構える木村、菊地と工藤の2CBコンビを中心とした守備陣が粘り強く対応し、ゴールを許さないまま前半の45分間を終えた。

 0-0のまま後半を迎えると、中村に代えてMF宇野禅斗(町田)を投入。同4分には左サイドからPA内に持ち込んだMFアハマダ・ムゼに至近距離からシュートを放たれるも、木村が阻んでゴールを許さず。同12分には日本ベンチが動き、中野と高橋に代えてDF前田ハドー慈英(ブラックバーン)と升掛友護(柏)、さらに同25分には山根に代えてMF北野颯太(C大阪)をピッチへと送り込んだ。

 後半35分にはコモロにパスを回され、PA内からMFハダリにシュートを放たれるが木村が正面で処理。同36分には横山に代えてFW二田理央(インスブルック)を投入し、状況を打開しようと試みる。すると、同38分、北野のパスを受けた升掛が巧みなターンで前を向きPA内でフリーになるも、シュートは相手GKにストップされてしまった。

 後半40分には右サイドから送られたクロスをファーサイドのDFマウリダに打点の高いヘディングを放たれる。しかし好反応を見せた木村が阻み、こぼれ球に反応したFWアミルのヘディングシュートもすぐさま反応した木村がストップした。その後もスコアは動かずに0-0で前後半の90分を終え、PK戦に突入した。

 PK戦では後攻となった日本1人目の宇野、2人目の二田が相手GKに止められて失敗するが、コモロの3人目のシュートを木村がストップ。しかし、日本3人目の升掛のシュートも相手GKに阻まれてしまった。すると、コモロ4人目に決められてPK戦0-3で敗れた。

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