beacon

「素直に勝てて嬉しかった」初戦UAEを攻略したU-21日本代表の右サイドコンビ、内野貴史&山田楓喜

このエントリーをはてなブックマークに追加

DF内野貴史とMF山田楓喜

 パリ五輪世代のU-21日本代表は、3日のAFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022グループリーグ初戦でUAEに勝利。一夜明けた4日にDF内野貴史(デュッセルドルフ)とMF山田楓喜(京都)がオンライン取材に対応した。

 3月のドバイカップU-23に続いて招集された内野。今大会の初戦でも先発入りを果たすと、右サイドバックでプレー。右ウイングの山田とともに好連係を見せ、積極的な攻撃参加を見せた。

 前半から積み上げてきた攻撃は、後半16分に結実。内野が右サイドからPA中央にパスを送ると、相手のクリアミスもあり、PA内のFW鈴木唯人に収まる。冷静にシュートを決め切り、内野のアシストからゴールが生まれた。その後は同点に追いつかれるも、同31分に再び内野の起点からゴール。相手のSBを誘いながら右サイドにパス。FW藤尾翔太のクロスをFW細谷真大がヘディングシュートで沈め、2-1で接戦をモノにした。

 内野は「素直に試合に勝てて嬉しかった」と笑顔。2得点のうち鈴木唯の先制点は「ラッキーな形」と振り返る。「ラフに相手の嫌なゾーンに入れていくことで、得点のようなミスが起こる。緊張感の高い試合では絶対に起こると思っていて、後半から中に人数が揃っていたら上げてみようと」。ラッキーといいつつも、しっかりとした計算から生まれた先制ゴールとなった。

 内野とともに右サイドを攻略した山田。大岩剛監督からは「攻撃はもちろんなんですけど、守備のところで自分からボールを取りに行くスイッチを入れることを言われていた」(山田)。コンビを組んだ内野も「楓喜と(藤尾)翔太が質の高いプレスをかけていて、相手の左SBからしたらすごく嫌だろうなと」と称賛する。自らの役割をしっかりとこなしてみせた。

 山田はFW小田裕太郎(神戸)の不参加決定の後に追加招集が発表された。しかし「特にびっくりもせずワクワクしながら来た」と臆せず合流。初戦で先発入りも「僕あんまり緊張しないタイプなので…しなかったです」と本領発揮。内野とのコンビネーション以外にも、得意とするカットインからの左足シュートで相手ゴールを脅かした。

 山田自身は決め切れなかったことに不満も。持ち味のカットインシュートに「何回かできたと思うけど、最後のフィニッシュで決め切れないという課題が見つかった」と語る。「次は決め切りたいと思います」とさらなる活躍に目を光らせた。


●AFC U23アジアカップ2022特集ページ

TOP