beacon

柴崎、原口、鎌田の3ボランチか…森保Jがガーナ戦に向けて6対6練習、冨安健洋も初の部分合流

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF三笘薫の切れ味鋭いドリブルに対し、笑みを浮かべ対応するMF柴崎岳

 日本代表は8日、キリンチャレンジカップ・ガーナ戦(10日・ノエスタ)に向け、千葉市内でトレーニングを行った。DF冨安健洋(アーセナル)が今回の活動で初めて全体練習に部分合流し、ブラジル戦の先発メンバーとともに軽めのメニューを実施。ブラジル戦で出場時間の短かったメンバーは6対6のフォーメーション練習で調整のピッチを上げていた。

 5月30日の合宿初日以降、プレミアリーグ終盤戦でハムストリングを痛めていた影響か、全体練習から離れての別メニュー調整が続いていた冨安。序盤は軽いランニングにとどめていたが、トレーナーとともにボールを使って短いパスを蹴ったり、ランニングのペースを上げたりと、日に日に回復する様子を見せていた中、この日は他の選手とともに鳥かごやパス&コントロール、ロングキックのメニューに取り組んだ。

 8日のブラジル戦で先発したフィールドプレーヤーのうち、前半限りで代わったMF原口元気(ウニオン・ベルリン)以外の9選手はリカバリーメニューのため、冨安とともに練習を途中で切り上げた。その後、ブラジル戦で出場機会の少なかった選手はミニコートでのポゼッション練習やクロス練習を行い、最後に6対6のフォーメーション練習に入った。

 フォーメーション練習では原口、MF{{柴崎岳}(レガネス)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF久保建英(マジョルカ)、FW浅野拓磨(ボーフム)、FW前田大然(セルティック)がビブスなし組。もう一方はDF谷口彰悟(川崎F)、DF山根視来(川崎F)、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)、MF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)、MF堂安律(PSV)、FW上田綺世(鹿島)がビブスを着ていた。

▼ビブスなし
前田  浅野  久保

鎌田  柴崎  原口

    GK

▼ビブスあり
三笘  上田  堂安

伊藤  谷口  山根

    GK

 トレーニングの指揮を執った横内昭展コーチはこのメニューの序盤、原口、柴崎、鎌田による攻撃の組み立てを指示しており、ガーナ戦ではこの3人が3ボランチを組む可能性が浮上した。鋭い攻守の切り替えでビブス組の堂安、三笘がボールを奪う場面もあったが、柴崎や鎌田がすぐさま奪い返すなど、クオリティーの高さも感じさせていた。

 フォーメーション練習終了後、参加選手はそれぞれ居残り練習を実施。柴崎のパス出しから原口、鎌田、上田が行ったシュート練習では、上田の強烈なシュートに原口、鎌田が拍手を送る場面も見られた。また谷口と伊藤は揃ってヘディング練習。山根と三笘はピッチ脇で1対1を繰り広げ、三笘が鋭い切り返しで元チームメートの山根を苦しめていた。ゴール前ではGK川島永嗣(ストラスブール)とGK大迫敬介(広島)が下田崇GKコーチの近距離シュートを受け続けた。

 日本代表は9日、キリンカップ・ガーナ戦が行われる神戸に移動。午後には試合会場のノエビアスタジアム神戸で公式練習を行う。

(取材・文 竹内達也)

練習前、FW前田大然の頭が人気を集めた

DF冨安健洋(アーセナル)が初の部分合流

鋭い動き出しを見せるMF原口元気(ウニオン・ベルリン)


★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP