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U-21日本代表がGL最終節タジキスタン戦へ! 大岩監督「勝ち切って次のラウンドへ」、2位通過で韓国と対戦に

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パリ五輪世代のU-21日本代表

 パリ五輪世代のU-21日本代表は8日、翌日のAFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022グループリーグ最終節・タジキスタン戦に備え、トレーニングを行った。メンバー23名は全員集合。メディア公開は15分のみでその後は非公開となった。終了後の囲み取材で大岩剛監督は「われわれも負けられない。絶対に勝ち切って、しっかりと次のラウンドに進む」と意気込んだ。

 3日の初戦はUAEに2-1で勝利した日本。6日の第2節ではサウジアラビアとスコアレスで引き分け、1勝1分でグループ2位となった。第2節を終えた時点でグループDの順位は、首位がサウジアラビア(勝ち点4/得失点+5)、2位が日本(勝ち点4/得失点+1)、3位がUAE(勝ち点3/得失点+1)、4位がタジキスタン(勝ち点0/得失点-7)。突破の可能性は3位のUAEまで残されており、タジキスタンはすでに敗退が決定している。日本は引き分け以上で、自力での準々決勝進出が決まる。

 なお、8日夜にグループCの順位が確定したため、日本がグループリーグを通過した場合の対戦相手が決定。首位通過の場合は、準々決勝でグループCの2位ベトナムと対戦。2位通過の場合は、グループCの最終節で逆転首位突破を決めた韓国と相まみえることになる。

 2試合を終えた日本は疲労も溜まり、出場機会が得られなかった選手たちの起用の可能性も。大岩監督は「そういう考え方もある。ただ、われわれも負けられない。絶対に勝ち切って、しっかりと次のラウンドに進む。いい条件で進むという目的があるので、そこはしっかりと考えた上でスタートしたい」と語る。先発変更は不透明だが、あくまで勝利を見据えた采配を取ることを示唆した。

 タジキスタンは初戦でサウジアラビアに0-5と大敗。第2節でもUAEに0-2と敗れている。日本は相手の不安定な守備を狙う構えだが、大岩監督は「前線に強く速い選手がいる。そういうところのカウンターの一発は気をつけないといけない」と油断はしない。「局面局面でタイトに来るところがある。われわれが向こうのペースにならないように、しっかりとこちらのペースでやれる時間が多くなるように準備したい」。試合中の現地の気温は38度近くと予想される中、タフな戦いで勝利を目指す。

 日本対タジキスタンは、日本時間の9日午後10時に開始される。

【グループD順位表】
1.サウジアラビア(4)+5
2.日本(4)+1
3.UAE(3)+1
4.タジキスタン(0)-7

■選手
▽GK
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
佐々木雅士(柏)
鈴木彩艶(浦和)

▽DF
内野貴史(デュッセルドルフ)
加藤聖(長崎)
馬場晴也(東京V)
半田陸(山形)
畑大雅(湘南)
鈴木海音(栃木)
チェイス・アンリ(シュツットガルト)
木村誠二(山形)

▽MF
松岡大起(清水)
斉藤光毅(ロンメル)
山本理仁(東京V)
藤田譲瑠チマ(横浜FM)
三戸舜介(新潟)
松木玖生(FC東京)
佐藤恵允(明治大)
山田楓喜(京都)

▽FW
藤尾翔太(徳島)
細谷真大(柏)
鈴木唯人(清水)
中島大嘉(札幌)

(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2022特集ページ

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