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ブラジル戦からスタメン変更へ…森保監督「システムよりも選手を試したり、選手同士の融合を見ていきたい」

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督が9日、キリンカップ・ガーナ戦(10日・ノエスタ)の記者会見に出席し、「ブラジル戦からは選手を変えていきたいと思っている。全員ではないけど、スタートで出場機会を得ていない選手にもスタートからプレーしてもらえるようしていきたい」と起用方針を明かした。

 8日のトレーニングでは、ブラジル戦で先発しなかった選手が6対6のミニゲームを実施。そこではMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)とMF堂安律(PSV)とFW上田綺世(鹿島)、MF久保建英(マジョルカ)とFW浅野拓磨(ボーフム)とFW前田大然(セルティック)の前線トリオをそれぞれを試していたが、「明日の試合を想定していたわけではない」と説明した。

 指揮官によると、そこで試したかったのは「中央でいい形は作れなかった」というブラジル戦の課題に対し、「中央に縦パスを入れていくことで改善をしていこう」という仕組みの構築。さらにチームを底上げすべく、これまで先発機会がなかったGK川島永嗣(ストラスブール)、GK大迫敬介(広島)、MF柴崎岳(レガネス)、MF久保建英(マジョルカ)、FW前田大然(セルティック)、FW上田綺世(鹿島)の6選手が複数出場機会を掴むとみられる。

 また森保監督はシステムの考え方にも言及。「基本的にはパラグアイ戦、ブラジル戦で4-1-4-1、4-2-3-1で戦ったので、その二つを基本に考えながら、もし他のチャレンジをしたほうがよければチャレンジしたい」と4バックの継続を示唆しつつ、「システムというより、できるだけ今回招集させてもらっている選手を試したり、選手同士の融合をどうしていくかを見ていきたい」と意向を明かした。

 今回のキリンカップは2016年以来6年ぶりの開催。「明日の試合に勝って、そして決勝戦も勝って、キリンカップのタイトルを掴み取り、サポーターの皆さんに喜んでいただく結果を出せるよう、目の前のガーナ戦にできる準備を最善を尽くして戦いたい」と意気込みを語った森保監督は「6月の代表ウィークですでに2試合を終えることができ、W杯に向けてチームの強化を進めてこられている。チームとして試す部分、個々のパフォーマンスを試す部分でいい試合ができているので、ガーナ戦でも結果を掴み取ることを目標にしながら、チームとして積み上げができるような試合ができれば」と結果とトライの両立を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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