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主力複数不在も19歳ローマFWら有望若手が続々…ガーナ代表指揮官「日本にとって厳しい試合になるだろう」

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19歳のFWフェリックス・アフェナ・ギャン(ローマ、写真中央13番)

 ガーナ代表が9日、キリンカップの日本代表戦に向け、ノエビアスタジアム神戸で前日練習を行った。アフリカネーションズカップ予選を戦ったばかりのチームはベンチ入り上限より5人少ない18人で来日。FWジョセフ・ペイントシル(ゲンク)、MFイドリス・ババ(マジョルカ)、DFジョセフ・アイドゥー(セルタ)ら欧州組をアクシデントで欠く厳しい陣容となった。

 前日練習に先立って行われた記者会見にはナナ・オットー・アッド監督が出席。「良いスカッドを連れてきたと思うが、連れてきたい選手を全員連れてくることはできなかった。長いシーズンだったこともあり、所属クラブでの疲れが溜まっており、怪我という結果を生んでしまった」と主力不在を認め、「日本に来るのは長旅なので、コンディションを悪化させたくなかった」と長距離移動の回避も念頭にあったことを明かした。

 その一方、FWジョルダン・アイェウ(クリスタル・パレス)、DFダニエル・アマーティ(レスター・シティ)といったプレミアリーグ勢は来日し、若手の19歳FWフェリックス・アフェナ・ギャン(ローマ)、18歳のMFアブドゥル・ファタウ・アイザーク(スポルティング・リスボン)も帯同している。指揮官は「経験ある選手もいれば、とても若い選手もいて、バランスの取れたチームだと思う」と胸を張った。

 ガーナ代表はカタールW杯グループリーグ第2戦で韓国との対戦を予定しており、“仮想韓国”の位置付けもある一戦。指揮官は「プレースタイルはかなり違う」と前置きしながらも「両国ともに規律が取れていて、ワークエシックを持って、倫理観を持って真面目に取り組む」と共通点を指摘しつつ、「プレスも強いし、ボールポゼッションもよく、運動量が多く、ポジション変更でフレキシブルに戦ってくる攻撃的なチーム。良い試合をして日本から学びたい。とくに組織的なところを学びたいと思っている」と意気込みを示した。

 指揮官は日本のブラジル戦もスカウティングしたといい、日本戦は「タフな試合になる」と力説。「遠藤航のようなブンデスリーガの非常に優れた選手がいる。ヨーロッパでプレーする国際的プレーヤーもたくさんいる」と警戒をのぞかせつつも、「日本にとって厳しい試合になるだろうとお伝えしたい」と自信を見せた。

(取材・文 竹内達也)
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