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ガーナ戦前半の直接FK、久保建英がキックミスを分析「言い訳じゃないけど…」

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MF久保建英(マジョルカ)

 キリンカップ・ガーナ戦でA代表初ゴールを決めた日本代表MF久保建英(マジョルカ)。一夜明けた11日のオンライン取材対応では、前半18分のFKが話題に上がった。以前の活動時には「(FKは)そこまで簡単に入るものじゃない」と力説していた久保だったが、チャンスを活かせなかったことには悔しさを感じているようだ。

 日本代表は0-0で迎えたガーナ戦の前半16分、前線からの激しいプレッシングで相手を追い詰めると、久保が持ち運んでパスを供給。そこでアフタータックルを受け、ゴール右斜め前でFKを獲得した。キッカーにはMF柴崎岳も立っていたが、久保が左足を一閃。しかし、シュートはゴール上に外れていった。

「FKはいい感じに仕上がっているので、もったいなかった」

 そう振り返った久保は「ただ、言い訳じゃないけど最近は壁が近いんですよね。11歩なかったと思う」と相手の壁の近さも指摘。「力んでしまって上を越さなきゃといつも通りのキックができなかった。そういう時は半歩後ろに置いたり、一歩後ろに置いたりするけど、いい位置だったのもあって後ろに置くことができず、近いままで自分のキックができなかった」と分析した。

 今年1月のオンライン取材では「本当にトップレベルのフリーキッカーでも年に何本も決められる人はそんなにいない。そこまで簡単に入るものじゃないとは世間の人、みんなが認識したほうがいい」とも語っていた久保。だが、この日はFKからのゴールに意気込みを示した。

「邪魔されずに自分のタイミングで正確性が求められるのはFKだけ。決められたら落ち込むので相手もそうだと思う。シュートチャンスがゼロだったとしても、1本スパッと決めて勝っても問題ない。突き詰めていければ」

 A代表通算17試合目にしてようやく初ゴールが訪れたことで「気持ちが吹っ切れているぶん正確性も出てくると思う」と心の迷いを断ち切れたという久保。14日のキリンカップ・ガーナ戦に向けて「固め打ちしたい」と連発を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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