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連戦出場のDF板倉滉、東京五輪との違いに「1日の差はデカいっすね」

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DF板倉滉(マンチェスター・C)

 3日のパラグアイ戦は後半開始からボランチとして途中出場、6日のブラジル戦は4バックのCBとしてフル出場、10日のガーナ戦は後半開始からCBとしてピッチに立ち、4バックと3バックの両方を経験。ここまでの3試合すべてに出場しているDF板倉滉(シャルケ)が充実の表情を見せている。

「最終予選の最初は久々に(代表戦に)出たので緊張感があったが、今はそういったことはなくなった」

 その言葉を裏付けるのは6日のブラジル戦だ。「先手を取ってポジショニングしないと、一瞬の隙を逃さないクオリティーのある相手。一発でやられないように考えた」と振り返った通り、変幻自在な動きをするネイマールに対しても状況判断を織り交ぜながらしっかりと対応した。

「僕自身、抑えられたと思ったところもあったし、シュートブロックもできたところはあった。ただ、もう少し(立ち位置が)ずれていたら危なかったところもあった」と、細かい部分の反省点もすべて頭と身体にインプットしている様子だ。

 ガーナ戦の終盤に試した3バックにも手応えを感じている。森保監督とは年代別代表時代からこのシステムに取り組んでおり、久々でも指揮官の意図を既に理解しているという強みがある。

「3バックにすることによってWBの選手の縦への距離は長くなるが、その分、CBが上手く運んでいくことによって徐々に押し込んでいける。そこはつねに考えながらやっている」。以前からボランチでプレーすることによって培ってきた足下の技術を生かせるというイメージがあるのも心強い。

 12日間で4試合を行う今回の国際Aマッチシリーズでは、ほぼ中3日での試合が続くが、猛暑の真夏に中2日で連戦した昨夏の東京五輪の経験があるだけに「1日の差はデカいっすね」という。中3日での連戦はカタールW杯の本番を想定できるスケジュールでもある。「ブラジル戦で負けて(●0-1)、ここで2連敗できないという気持ちでガーナ戦に臨んで勝てた(○4-1)ことはプラスにとらえたい」とポジティブな言葉のまま、最後のチュニジア戦に向かう。

(取材・文 矢内由美子)
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