6月末でサンプドリアとの契約が満了する日本代表DF吉田麻也が自身の去就に言及した。14日のキリン杯決勝・チュニジア戦(パナスタ)を翌日に控えた13日、オンラインで報道陣の取材に対応。今夏の去就について、少しでもレベルの高いリーグにこだわるか、カタールW杯も見据えて出場機会を得やすいクラブを優先するかを問われると、「まさに今、僕が考えていることです」と口を開いた。

「やっぱり試合には出なきゃいけないと思う。ただ、(リーグのレベルを)落としていくのは簡単で、W杯とは関係なく、残りのキャリアを考えても、サッカー選手として高いレベルに身を置きたいというのは、選手としての願いではある。そこが一番の願いだけど、需要と供給の問題がある」

　悩める心境を吐露しつつ、あくまでレベルの高いリーグ、クラブへのこだわりを口にした日本代表のキャプテンは「サンプドリアと満了するのかも分からない」と指摘。サンプドリアは昨年12月にマッシモ・フェレーロ前会長が逮捕され、電撃辞任しており、「複雑な状況になっていて、(クラブからは)『待ってくれ』と言われている。このままいくと満了するけど、まだどうなるか分からない」と、サンプドリアと契約を延長する可能性も残されているようだ。

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