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森保監督が冨安健洋の状態に言及「出られる可能性も考えて相談したい」柴崎岳は練習復帰、中山雄太は出場回避へ

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DF冨安健洋(アーセナル)

 日本代表森保一監督が13日、キリンカップ決勝チュニジア戦の前日会見に出席し、別メニュー調整が続いていたDF冨安健洋(アーセナル)の出場に前向きな見通しを示した。

 昨年末以降、両ふくらはぎの負傷で戦線離脱が続いていた冨安は、5月16日に行われたプレミアリーグ第37節のニューカッスル戦で右太もも裏を負傷。30日に始まった代表合宿に合流していたが、全体練習から離れての別メニュー調整が続いており、2日のパラグアイ戦(○4-1)、6日のブラジル戦(●0-1)、10日のガーナ戦(○4-1)ではいずれもメンバー外だった。

 それでも8日のトレーニングから一部のメニューに合流し、11日からはフルメニューに参加。5対6や6対6のミニゲームに精力的に取り組んでいたほか、12日には居残り練習で右サイドからのクロスを数十本わたって供給し、状態の良さを見せていた。

 森保監督は会見で冨安について「チームの全体練習に合流しているので、出られる可能性も考えて、今日の練習後にメディカルスタッフ、ドクターと相談したい」と話した。その一方で「しかしながら、いきなり国際試合のハイインテンシティーの中で、長期離脱から2〜3日の練習でできるかというとリスクになるので、そこは慎重に考えていきたい」と説明した。

 指揮官は合わせて「試合に出られなくても、今回の活動に参加してもらったことでチームの考え方、チームの現在地は他の選手たちとコミュニケーションを取りながら把握できたのはチームにとっても彼にとってもプラスになったと思っている」と振り返った。

 冨安も12日の取材対応で「昨年11月以来の活動でミーティングに入って、日本代表のベースを改めて把握することができている」とした上で「あとは他の選手といろいろとサッカーの細かい話もするので、選手同士でサッカーの細かい話ができているのはポジティブだし、それは実際に会って話さないとできないところ。選手間でサッカーの話ができるのは一番ポジティブなところかなと思う」と充実感をのぞかせていた。

 また森保監督は他の負傷者についても言及。10日のガーナ戦で首や背中を踏まれたMF伊東純也は12日から合流しており「プレー可能」とした一方、11日の練習で右足首を痛めたDF中山雄太(ズウォレ)は「プレーすることはできない」とした。さらに新型コロナウイルスの再検査で12日の練習を欠席していたMF柴崎岳(レガネス)は「コロナの陰性判定を受けて、今日のトレーニングをできる報告を受けている」と明かした。

(取材・文 竹内達也)
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