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「偶然とはいえ…」20年前の再現狙う日本と「逆の結果」誓うチュニジア

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準決勝でチリを下したチュニジア代表

 明日14日のキリン杯決勝で日本代表と対戦するチュニジア代表のジャレル・カドリ監督が13日、試合会場のパナソニックスタジアム吹田で公式会見に出席した。10日の準決勝でチリを2-0で下して決勝進出を果たし、「決勝に進むことができて非常に良かったと思う。明日の試合に全力をあげたい」と決意を述べた。

 日本対チュニジアの試合が行われる6月14日は、ちょうど20年前に日韓W杯グループリーグ最終戦の日本対チュニジアが行われた日であり、当時は長居スタジアムでの開催だったが、奇遇にも同じ日に同じ大阪で同じ日本対チュニジアという対戦カードが実現することになった。

 日韓W杯では森島寛晃氏と中田英寿氏のゴールで日本が2-0で勝利。史上初の決勝トーナメント進出を決めた歴史的な一戦だった。MF南野拓実は「森島さんが決めたんですよね。リアルタイムで見た記憶は少しあるし、何度か映像を見たことがある」と、当時7歳ながらC大阪のレジェンドでもある森島氏のゴールは記憶に残っているという。

 南野も「(日にちや対戦相手が)まったく同じだというのは知らなかった」と驚いた一戦。森保一監督は「20年前の日韓W杯と同じような結果を明日のチュニジア戦でもつかみ取りたい」と20年前の再現を誓っていたが、カドリ監督も「偶然とはいえ、20年経ってこのような対戦がまたあるのは有意義なこと。当時は日本が非常に強く、チュニジアに勝ったが、今回は逆の結果になることを願っている」と応じた。

(取材・文 西山紘平)

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