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代表復帰で存在感も…鎌田大地は決定機活かせず「1つのミスでナヨナヨしても仕方ない」

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MF鎌田大地(フランクフルト)

[6.14 キリン杯決勝 日本0-3チュニジア パナスタ]

 MF鎌田大地(フランクフルト)にとっては昨年11月以来の日本代表招集で、再び存在感を示した6月シリーズだった。一方、あともう一押しがほしかったと思える最終戦の結果でもあった。

 2日のパラグアイ戦以来となる先発出場。鎌田は左のインサイドハーフとして60分間プレーし、複数のチャンスに絡んだ。

 前半28分にはFKのキッカーとしてビッグチャンスの起点になった。右足でゴール前へ浮き球を送ると、こぼれ球がPA内でほぼフリーになっていた南野へ。しかし、南野の右足シュートはまさかの空振りに終わった。前半35分には鎌田自身にビッグチャンスが訪れた。右の伊東純也からのクロスに、ニアの浅野拓磨がスルーし、ファーサイドに飛び込んだ鎌田はフリー。しかし、タイミングが合わなかった。結果的に前半の好機を仕留め切れなかったことが響き、最終的には0-3の大敗となった。

「今日は自分が決めていれば違った試合になっていた。でも顔を出せるのは大事。他の選手よりは怖いところに顔を出せている。以前もインサイドハーフはできると言っていた通り、できることをみせたと思う」。鎌田はこの4試合をポジティブに振り返った。

 その一方、課題にも言及した。「課題としては個人的にももっと個の能力を上げられると思うし、ブラジル戦でもきょうもチームとして難しいときに、(三笘)薫みたいに1人でどうにかするという選手にはなれないが、ボールを失わないとかタメをつくるとかは出来ると思う」。

 そう手応えを語りつつ「1個のミスでナヨナヨしていてもしかたない」。最後は「大事なのはW杯。W杯じゃなくこういう試合でミスして良かったと思えるように、切り替えてやるべき。この4試合ではいろいろなことにトライできたし、良いところも出た。ポジティブに捉えて良いと思う」と締めくくった。

(取材・文 矢内由美子)
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