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遠藤純が3点に絡む大活躍! なでしこジャパンはセルビア戦に続く5発快勝でフィンランドを撃破

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なでしこジャパンのスターティングラインナップ

[6.27 国際親善試合 日本女子 5-1 フィンランド女子 トゥルク]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は27日、フィンランドのトゥルクでフィンランド女子代表と国際親善試合を行った。試合は5-1で日本が勝利。24日のセルビア女子代表戦に続く大勝で欧州遠征2連勝を飾った。

 日本は6月の国際Aマッチデー期間を使い、池田太監督体制発足後2度目の欧州遠征を実施。FIFAランク29位のフィンランドと対戦した。指揮官は24日に行われたセルビア戦から先発メンバーを6人変更。DF高橋はな、DF三宅史織、MF宮澤ひなた、MF遠藤純、MF三浦成美、FW菅澤優衣香がスタートから起用された。

 フィンランド相手に日本は4-4-2のフォーメーション。ゴールマウスにはGK山下杏也加が立ち、最終ラインは左から三宅、DF熊谷紗希、DF高橋はな、DF清水梨紗の4枚が並ぶ。ダブルボランチはMF長野風花と三浦が組み、左サイドに遠藤、右サイドに宮澤。2トップには菅澤とFW田中美南が入った。

 試合は前半13分に日本が動かす。左サイドでボールを受けた遠藤が縦に仕掛けてゴール前に鋭いクロスを送ると、相手選手がクリアしきれずボールはゴールへ。遠藤の果敢なサイド突破がオウンゴールを誘発した。

 先制に成功した日本だが、前半18分に試合を振り出しに戻される。フィンランドのMFエングマン・アデリーナが自陣中央から持ち上がると、ボックス手前付近から右足を振り抜く。シュートはゴール左隅に突き刺さり、すぐさま同点とした。

 その後、フィンランドの力強いカウンター攻撃に苦しんだ日本。熊谷を中心にDFラインが何とか凌ぐと、前半終了間際のピンチは山下が好セーブを見せて追加点を許さない。1-1のまま後半へと折り返した。

 池田監督は後半スタートから菅澤、三浦、田中に代えてFW植木理子、MF猶本光、MF長谷川唯をピッチへ送り込む。すると、後半2分に追加点が生まれた。敵陣中央でボールを拾った清水が縦の長谷川に付けると、長谷川が右の宮澤にパス。右サイドをそのまま駆け上がった清水が再びボールを受けると、ゴール前に入れたクロスに遠藤が右足で合わせてゴールネットを揺らした。

 さらに日本は後半13分、右サイドで得たコーナーキックを遠藤が左足で蹴り込むと、ゴール方向に向かったボールに相手選手が対応を誤る。ゴールライン際で高橋が詰めてゴールに突き刺した。

 リードを広げて試合を優位に進める日本は、ここからさらに攻勢を強めた。後半25分頃には清水、長谷川、長野と立て続けにシュートを放つも、枠を捉えることができない。それでも後半29分、左サイドからのフリーキックが流れると、宮澤が折り返したボールを相手選手が頭で逸らし、植木の元へ。胸トラップから放ったコントロールシュートがゴールに吸い込まれ、リードを3点に広げた。

 試合終了間際には長谷川が自ら得たペナルティーキックをゴール右隅に突き刺して勝負あり。5-1でフィンランドを下して欧州遠征を2連勝で締めくくった。

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