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パリ世代から3人がA代表初選出! 鈴木彩艶、細谷真大、藤田譲瑠チマが語っていた“A代表経由パリ五輪行き”の思い

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A代表入りしたGK鈴木彩艶(浦和)、FW細谷真大(柏)、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)

 日本代表は今月19日からEAFF E-1選手権に出場。10人の初招集選手の中には、2024年パリ五輪世代からGK鈴木彩艶(浦和)、FW細谷真大(柏)、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)も抜擢された。

 6月にAFC U23アジアカップを戦ったパリ五輪世代のU-21日本代表。大会を終えたU-21代表の大岩剛監督はかねてから“A代表経由パリ五輪行き”を掲げており、大会終了後には今回のE-1選手権に向け、パリ五輪世代の選手を推薦していたことを示唆していた。そして、今月13日の発表でパリ五輪世代からは鈴木、細谷、藤田が選出。いずれも初のA代表メンバー入りとなった。

 19歳の鈴木は浦和ユースから2021シーズンにトップ昇格。年代別代表では飛び級で選出され続け、17年のU-17W杯、19年のU-20W杯、21年の東京五輪とメンバー入りしている。今年6月のU23アジア杯では6試合中5試合出場で守護神として活躍し、3位入賞に大きく貢献。大岩監督も「安定感がより出てきた」と評価していた。

 鈴木は過去にA代表入りへの思いを語っている。今年3月のU-21日本代表発足時には「自分はメンバーの中でも東京五輪を経験している。パリに向けてスタートした上で、引っ張っていく存在でなければいけない。その先のA代表に入ってからパリ五輪を目指すという高い目標を持ってやっている」と明かしていた。

 細谷は柏U-18から20年にトップ昇格を果たした20歳。AFC U23アジア杯では5試合出場で2得点を挙げていた。U-21日本代表招集時のオンライン会見ではA代表への強い意識も見せており、「Jリーグで点を重ねて取れば、視野に入ってくる。いまは点を取り続けることや勝利に貢献することが一番の近道」と語っていた。今季J1リーグでは20試合でチーム最多タイとなる6ゴール。クラブと代表で結果を残し、A代表入りを果たした。

 20歳の藤田は東京Vユースから20年にトップ昇格。21シーズンに徳島ヴォルティスに、22年には横浜FMに完全移籍をした。年代別代表の常連で、代表チームではリーダーシップを発揮する。大岩監督は「練習への取り組み、みんなを鼓舞する姿勢があり、選手からの信頼も得ている」と称賛。6月のU23アジア杯でも藤田にキャプテンマークを託していた。

 藤田は6月のU23アジア杯で全試合に出場。攻守だけでなくメンタル面でもチームの大黒柱として躍動し、3位入賞まで牽引した。大会終了後には「A代表の選手として、五輪に出たいという気持ちがある」と語り、その強い思いを吐露。「その前にJリーグでアピールして、ちゃんとスタメンとして出れるようにならないといけない。まずはマリノスでスタメンに出て、勝利に貢献できるような選手になれれば。レベルの高い選手ばかりなので負けたくない」と決意を新たにしていた。

 そして、首位を走る横浜FMでは現在リーグ戦16試合に出場する。直近のC大阪戦でもフル出場。首位チームからのA代表7人選出の一角に加わってみせた。クラブ公式サイトでは「うれしい気持ちはありますが、ほかの選出された選手とは置かれている状況は違うと思います」と喜びも控えめ。「自分自身、オリンピックに向けて経験を積むというより、上の世代の選手たちに食らいつき、これからいつでもA代表を狙えるように、結果にこだわってプレーしていきたいです。この遠征で、また自分が成長できるきっかけをつかみたいと思います」と常連に食い込む熱意を見せている。

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