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なでしこGK田中桃子が起用に応える活躍「充実した試合になった」、“ワールドクラス”弾を「練習の成果」でストップ

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ゴールマウスに立ったGK田中桃子

「個人的に充実した試合になった」。EAFF E-1サッカー選手権の重要な初戦にスタメン抜擢された日本女子代表(なでしこジャパン)GK田中桃子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が起用に応える活躍を見せた。

 なでしこジャパンは19日に韓国女子代表と対戦(○2-1)。池田太監督は負けられない日韓戦の守護神に田中を起用した。すると、田中は試合立ち上がりからクロスボールを放り込んで来る韓国に対して好対応を連発。ペナルティーエリア内の制空権を握っているかのように、ことごとくハイボールに飛び出した。

「シュートストップだったりクロスだったりの自分の得意な部分のシーンが、今までのA代表戦の中でも一番多かった。そこは自分の良さを出せた」

 また、勝ち越しゴール後の後半21分には、韓国代表の10番MFチ・ソヨンがボックス内から放ったシュートをビッグセーブ。コースは甘かったものの、“ワールドクラス”の強烈なシュートに頭上を抜かれたかと思った瞬間、そこには田中の手のひらがあった。

 ハーフタイムには、先輩GKの山下杏也加から「『ミドルあるよね』みたいな話をしてくれて」と助言があったことを明かした田中。そのおかげもあり、シュートに対する意識は常に持てていたという。ボールに対してしっかりと出た手のひらには、「自分でもわからないくらい自然にでた」とし、「日頃の練習の成果」を大舞台で出し切った。

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