beacon

初招集から3年越しのA代表デビューへ…広島DF荒木隼人「3年前と比べると全ての面で成長したと思う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表DF荒木隼人(広島)

 2019年11月に日本代表初招集を経験したDF荒木隼人(広島)が、3年ぶりにA代表へ帰ってきた。前回の活動は出場なしに終わり、いまだにA代表0キャップ。3年越しのデビューに向け、25歳になった荒木は「3年前と比べると全ての面で成長したと思うし、ストロングの守備のところは中国戦、韓国戦で見せていきたい」と意気込みを語った。

 荒木はプロ1年目の19年11月、キリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦に向けた日本代表にDF進藤亮佑、FW古橋亨梧、FWオナイウ阿道とともに初招集を果たした。しかし、ベネズエラ戦ではチームが前半に4失点を喫した中、出番を掴んだのは古橋のみで、他の3選手は出番なし。荒木は直後のE-1選手権にも招集されず、それから長らく代表活動を離れていた。

 それでも4年目の今季、荒木は広島での活躍が評価され、2年8か月ぶりの返り咲きを果たした。チーム合流後、森保一監督から「3年前に呼んだ時に比べて体も大きくなり、ビルドアップや守備が良くなった」という言葉を伝えられた様子。ミヒャエル・スキッベ監督のもとで身につけた「もともと対人に強いところはストロングポイントだったけど、カバーリングの広さが増した」という強みを活かし、今度こそA代表デビューを狙う。

 21日のトレーニングで守備陣が取り組んでいたプレー原則の確認では、4バックの左CBとしてプレーしており、中国戦での先発に期待大。「今回の代表でより意識しているのは守備の準備のところ。いままで歩いていたところをジョグでポジションを取ったり、明日もそういうところを取り組みたい」と代表仕様のプレーに意欲を示した。

 大会前、森保監督が「W杯に思いを持っている全ての選手にチャンスがある。E-1選手権でも選手たち個々の特徴を見ながらW杯につなげていければ」と述べたように、夢舞台を4か月後に控えた中で迎えるE-1選手権。それでも荒木は謙虚に挑んでいく構えだ。「選手として目指すべき場所はW杯だけど、CBの序列では一番下にある。与えられたチャンスで実力を示して、序列を一つでも上げて食い込んでいきたい」と静かに闘志を燃やした。

(取材・文 竹内達也)
●EAFF E-1選手権2022特集ページ
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP