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U23アジア杯では韓国撃破、藤田譲瑠チマはE-1最終戦へ準備万端「カウンターの起点を潰せたら」

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MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)

 優勝が懸かったE-1選手権最終戦、因縁の韓国戦を前日に控える日本代表。だが、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)に気負いはないようだ。26日のオンライン取材で、20歳の若武者は「どこが相手だから気合いが入るとかはない。(日韓戦は)少しアジアの中でも違いはある。特別な試合のひとつだとは思う。いつも通り、目の前の試合に集中して戦えれば」と意気込みを口にした。

 藤田は今大会でA代表初選出。そして、初戦の香港戦ではA代表デビューも果たした。第2戦の中国戦では出番はなし。「出たかったですけど、出られなかった」と語りつつ、「あとは勝つだけ。いいパフォーマンスを出せるように集中して準備をしてきた」。最終戦に向けて意欲を燃やしている。

 パリ五輪世代のU-21日本代表ではキャプテンも務める藤田は、6月にウズベキスタンで開催されたU23アジア杯では、U-21日本代表として3位入賞を果たす。韓国とも対戦をしており、3-0の勝利に大きく貢献した。「ウズベキスタンでやったときの韓国は、個人の能力が高く、スピードのある選手が多くいる印象だった。そういう選手がいるのであれば、自分のボランチのところで、カウンターの起点を潰せたらいいと思っています」。U-21日本代表で掴んだ対韓国への自信を垣間見せた。

 初めてのA代表でも緊張の様子は少なく、練習では笑顔も。デビュー戦となった香港戦ではフル出場で白星を手にした。だが、本人曰く「もともと緊張するタイプだった」という。「いまでも緊張するんですけど、その中でも特別なことはしないというか。本番でいままで以上の力を出そうとするのではなく、いま持っている力で全力を出そうという考えになってからは、悪い緊張はしなくなった」。貫禄すら見せつける期待の20歳。カタールW杯に向け、最後の枠に食い込めるか。

●EAFF E-1選手権2022特集ページ

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