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パリSG戦に3戦合計16万人…森保監督「日本で見られる機会があるのはすごくいいこと」

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督がEAFF E-1選手権の韓国戦を前に報道陣の囲み取材に応じ、大入り試合の続いたパリSGのジャパンツアーに言及した。

 パリSGは今月、国立競技場、埼玉スタジアム2002、パナソニックスタジアム吹田の3会場でJクラブと親善試合を開催。いずれもチケットは売り切れ、合計16万4348人が来場した。一方、E-1選手権の日本の試合は2試合合わせて15506人。声出し実証による50%上限にも届かない試合が続くなか、報道陣からはパリSGの人気を意識するかという趣旨の質問も飛んだ。

 もっとも森保監督は「パリの日本ツアーと代表を比較してということはしない」ときっぱり。「それぞれの試合における目的は違うし、パリの試合はたくさんお客さんが入っていて、いわば世界選抜のようなチームなので、普段は国内では見られない、もし見るとしたら高いお金を払って時間を使って見に行かなければならない中、日本で見られる機会があるのはすごくいいこと」とパリSGへの熱狂ぶりを前向きに受け止めた。

 また森保監督はその上で「われわれは国内組だけの招集でE-1選手権を戦っている中、私も選手としても指導者としても世界と戦わせてもらっており、Jリーグで活躍してくれている選手たちが個の価値を示せるよう、個の価値を上げられるようしっかりやって、国内のサッカーの価値を示せるように、上げられるようにということだけ考えてやっている。今の自分たちから少しでも成長していくことだけを考えている」と力説。「選手たちはすごくいいトライをしてくれている。テレビでも毎試合放送していただけているし、いろんな発信をしていただいているので、日本にはまだまだこれだけの選手がいるから楽しみだと多くの人に感じてもらえるようにやっているだけ」としつつ、「日本はJリーグができて30年くらい。日本全国でサッカーを認識してもらい、日本の中でサッカーを文化として捉えてもらうという意味では普及をもっともっとやっていかないといけない」と前を向いていた。

(取材・文 竹内達也)
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