クラセン日本一の名手、MF清水大翔がU-17日本代表初選出。個の力、『止める・蹴る』を「もっともっと向上していきたい」
[8.11 Balcom BMW CUP第3日 U-17日本代表 5-1 クラブ・レオンU-18 広島広域公園第一球技場]
クラセン日本一の司令塔が、「止める・蹴る」をもっともっと磨き上げて行くことを誓った。MF清水大翔(2年=セレッソ大阪U-15出身)は、第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でセレッソ大阪U-18にとって13年ぶり3回目の優勝に貢献した名手。169cm、59kgと小柄で細身だが、絶品のスキルで攻撃を牽引したMFは、追加招集という形でU-17日本代表に初選出された。
「追加招集を受けた時は緊張もしていたんですけれども、初招集だったのでめちゃくちゃ嬉しかったですし、途中参加でもただ経験しに行くのではなく、しっかりと自分を出しに行こうと思いました」と清水。一足先にU-17日本代表の活動をしていたチームに加わった際は、歓迎されたようだ。
「来た時は、みんなに『おめでとう』と言ってもらえたりしましたけれども、ボクは追加招集だったので慢心というか、優勝して選ばれたということではなくて、最初から選ばれている人と立ち位置は違うので、そこはリスペクトも込めて上に見ながらみんなと練習して行こうと思っていました。セレッソでやっている『止める・蹴る』という部分はいつも通り徹底してやろうとしていました」
2年生で先発として日本一を経験。クラブユース選手権の準決勝、決勝では多くの人々が見ている中で自分の良さを発揮できたという感覚もあった。合流の遅れを取り戻すために積極的に自分を出す意気込みだったが、自分の強みを代表チームの中で出すことができなかったという。
なかなか周囲と呼吸を合わせることができず、初先発した広島県高校選抜U-18戦(10日)のプレーも、後半開始から出場して精度を示していたクラブ・レオンU-18(メキシコ)戦のプレーも満足はしていない。
「自分的には全然ダメでした。(城和憲)監督から『ボールを受けてテンポ良く回してくれ』と言われた中で受ける回数も少なかったですし、テンポの部分も遅かったのかなと自分でも感じています。自分自身の止めるというところで止めれなかったりしてみんなと合わない部分があったので、僕自身そこも改善していかないといけない」と自己評価は厳しかった。
「楽しかった」「またここに呼んでもらえるように頑張りたい」という代表活動。その目標やトップチーム昇格を果たすためには、やはり「止める・蹴る」のさらなるレベルアップ、世界基準の圧倒的な個の力が必要だと実感している。
「『止める・蹴る』っていうところが僕自身できないと呼んでもらっている意味は無い。成長が来年になって止まるのではなくて、もっともっと向上していきたい」
今夏はC大阪U-18の日本クラブユースサッカー選手権制覇に続き、女子のセレッソ大阪堺ガールズもXF CUP 2022 第4回 日本クラブユース 女子サッカー大会(U-18)で優勝。C大阪の取り組みについて、周囲の見方を変えることができた。
チームも、「色々ポジション変更しながら、マークしづらい選手なのかなと。ちょっとやりにくいと思ってもらえているのかなと」という清水自身も大事なのはこれから。まだまだ対戦相手にとって嫌な選手、MFイニエスタ(神戸)やMF大島僚太(川崎F)といった目標の名手を超える選手になるために、貪欲に個を磨く。
(取材・文 吉田太郎)
クラセン日本一の司令塔が、「止める・蹴る」をもっともっと磨き上げて行くことを誓った。MF清水大翔(2年=セレッソ大阪U-15出身)は、第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でセレッソ大阪U-18にとって13年ぶり3回目の優勝に貢献した名手。169cm、59kgと小柄で細身だが、絶品のスキルで攻撃を牽引したMFは、追加招集という形でU-17日本代表に初選出された。
「追加招集を受けた時は緊張もしていたんですけれども、初招集だったのでめちゃくちゃ嬉しかったですし、途中参加でもただ経験しに行くのではなく、しっかりと自分を出しに行こうと思いました」と清水。一足先にU-17日本代表の活動をしていたチームに加わった際は、歓迎されたようだ。
「来た時は、みんなに『おめでとう』と言ってもらえたりしましたけれども、ボクは追加招集だったので慢心というか、優勝して選ばれたということではなくて、最初から選ばれている人と立ち位置は違うので、そこはリスペクトも込めて上に見ながらみんなと練習して行こうと思っていました。セレッソでやっている『止める・蹴る』という部分はいつも通り徹底してやろうとしていました」
2年生で先発として日本一を経験。クラブユース選手権の準決勝、決勝では多くの人々が見ている中で自分の良さを発揮できたという感覚もあった。合流の遅れを取り戻すために積極的に自分を出す意気込みだったが、自分の強みを代表チームの中で出すことができなかったという。
なかなか周囲と呼吸を合わせることができず、初先発した広島県高校選抜U-18戦(10日)のプレーも、後半開始から出場して精度を示していたクラブ・レオンU-18(メキシコ)戦のプレーも満足はしていない。
「自分的には全然ダメでした。(城和憲)監督から『ボールを受けてテンポ良く回してくれ』と言われた中で受ける回数も少なかったですし、テンポの部分も遅かったのかなと自分でも感じています。自分自身の止めるというところで止めれなかったりしてみんなと合わない部分があったので、僕自身そこも改善していかないといけない」と自己評価は厳しかった。
「楽しかった」「またここに呼んでもらえるように頑張りたい」という代表活動。その目標やトップチーム昇格を果たすためには、やはり「止める・蹴る」のさらなるレベルアップ、世界基準の圧倒的な個の力が必要だと実感している。
「『止める・蹴る』っていうところが僕自身できないと呼んでもらっている意味は無い。成長が来年になって止まるのではなくて、もっともっと向上していきたい」
今夏はC大阪U-18の日本クラブユースサッカー選手権制覇に続き、女子のセレッソ大阪堺ガールズもXF CUP 2022 第4回 日本クラブユース 女子サッカー大会(U-18)で優勝。C大阪の取り組みについて、周囲の見方を変えることができた。
チームも、「色々ポジション変更しながら、マークしづらい選手なのかなと。ちょっとやりにくいと思ってもらえているのかなと」という清水自身も大事なのはこれから。まだまだ対戦相手にとって嫌な選手、MFイニエスタ(神戸)やMF大島僚太(川崎F)といった目標の名手を超える選手になるために、貪欲に個を磨く。
(取材・文 吉田太郎)