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森保監督が欧州視察に出発…吉田麻也らW杯メンバー候補と面会へ「情報交換をしたい」

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誕生日プレゼントを受け取った森保一監督

 日本代表森保一監督が24日午前、ヨーロッパ視察に出発した。ドイツ・デュッセルドルフのJFA欧州オフィスを拠点に活動し、9月に同地で開催されるキリンチャレンジカップ後まで滞在予定。3か月後に迫るカタールW杯に向け、欧州でプレーする選手のコンディションを現地で確認する構えだ。

 24日朝、千葉県内で取材に応じた森保監督は「9月の代表活動やワールドカップに向けて、日本人選手の試合であったり、練習であったり、ピッチ外のコミュニケーションが取れる場にできれば」と視察について説明。「着いてからの週末はドイツのデュッセルドルフから行けるところを視察する。翌週からの視察はまた臨機応変に考えて行動しようと思っている」とスケジュールを明かした。

 視察対象の選手については「全員見たい」と率直に述べたが、唯一名前を挙げたのは主将のDF吉田麻也(シャルケ)。「キャプテンとしてチームに関わってきてくれているので、これまでの活動の振り返り、9月の試合に向けて、W杯に向けて選手側から感じたことの情報交換をしたい」といい、今後の活動に向けて「コーチングスタッフで9月の代表活動、W杯に向けてのプランニングを進めてきているので、そこを基本にしながら、そこに選手の意見も加味して最善の準備をできるようにしていきたい」と主将からの意見をチームづくりの参考にする意向を示した。

 欧州視察は今年に入って2月、4月に続いて3回目。期間は今回が最長となる。「ヨーロッパで活動している選手は非常に多いので回るのは難しい。ほとんどの選手が代表候補としてヨーロッパでプレーしている中、優先順位を決めていくのが大変」と葛藤も明かした指揮官は、「うまくいっていない選手に会いたい」と所属先で出場機会が少ない選手にも面会する方針を示唆。「これまで私が代表監督になってヨーロッパ視察を何度か重ねている中で、回れた選手とそうでない選手がいるので、そこも含めてヨーロッパでの動きを考えていきたい」と述べた。

 前日23日には54歳の誕生日を迎えた森保監督。「まずはカタールW杯で目標とする結果が出せるように、われわれ選手・スタッフもサポーターの皆さんが喜んでくださる結果を出したい。そのためにこれまでやってきたことと同様に、目の前の試合をしっかりと戦って、一歩一歩前進していくこと。9月の代表戦をまずはアメリカ戦にいい準備をして戦うこと、そしてエクアドルとの戦いに向かっていくことをこれまで同様、1試合1試合最善を尽くしながら進んでいきたい。昨日も夢フィールドで職員の方々に祝っていただいて、あらためて代表活動を多くの方に支えていただいてやってこられたと思っている。一緒に戦ってきてくださったからこそ自分が活動できていると感じた。その分、恩返しできるように結果を出せるように頑張りたい」と抱負を語った。

(取材・文 竹内達也)★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
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