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世界一狙うU-19日本代表はMF松木玖生やDF中野伸哉の経験、基準も糧にアジア、世界で勝つチームへ

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U-19日本代表はMF松木玖生(FC東京、右)とDF中野伸哉(鳥栖)の経験も糧に成長を目指す

 日本サッカー協会(JFA)は1日、今月10日から18日に掛けて開催される「AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選」(ラオス)に出場するU-19日本代表メンバーを発表し、MF松木玖生(FC東京)が選出された。

 プロ1年目ながらFC東京で先発出場を重ねる松木は今年6月、U-21日本代表の一員としてAFC U23アジアカップ(ウズベキスタン)に出場。3位に入ったチームの中で2度の先発を含む4試合でピッチに立ち、タジキスタン戦でゴールを決めている。昨年開催されたU23アジアカップ予選(日本)でもU-22日本代表のファーストゴールを決めるなどアジアの舞台で活躍。今回は同世代のU-19日本代表に今年初めて招集された。

 U20アジアカップ予選は23年のU20アジアカップへの出場権を懸けた戦い。日本はU20アジアカップの上位に入って23年夏開催予定のU-20ワールドカップに出場し、そこでの世界一を目標に掲げている。冨樫剛一監督は、松木が上のカテゴリーの代表チームでの経験をU-19世代に還元してくれること、チームの基準を上げてくれることを期待。1日、オンラインで取材対応した指揮官はその思いを口にした。

「U-20で世界一を目指して行く中、日本としても計画的に世界一を取るということで言ったら、A代表、また上の代表のカテゴリーの選手が自分の代の代表に戻ってきて、よりリーダーシップ、またレベルを示してくれることがより世界一へ向けての戦いで重要になってくるのではないかなと。基準をしっかり持つということで松木選手にはそういうところを期待しています」

 松木の他、当時16歳で19年U-17ワールドカップを経験し、21年U-24日本代表などに選出されているDF中野伸哉(鳥栖)も特別な経験をしてきている選手だ。冨樫監督は鳥栖で先発を奪還した中野についても、「彼の経験はこのメンバーの中でも高い目を持っていると思いますので、試合をしっかりと勝つというところではリーダーシップも期待しています」と期待を寄せた。

 日本はU-20ワールドカップで17年、19年と2大会連続で世界16強。目標達成のためにクリアしていかなければならない課題はたくさんある。加えて、コロナ禍で国際経験の乏しい選手がほとんどという中、彼らを中心にレベルを引き上げることに集中。戦いながら成長し、アジアで、世界で、勝つチームになる。

●【特設】AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選特集

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