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欧州遠征のU-21日本代表に京都内定の大学生FW木村勇大が初招集、大岩監督「京都での経験は必ず活きてくる」

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関西学院大FW木村勇大(京都内定)

 欧州遠征に参加するU-21日本代表メンバーが16日に発表された。6月のAFC U23アジア杯に参加したメンバー以外では5選手が新たに招集。FW木村勇大(関西学院大/京都内定)は初招集となった。

 今回招集された21名で、U23アジア杯に参加していなかったメンバーは、DF西尾隆矢(C大阪)、MF本田風智(鳥栖)、MF川崎颯太(京都)、MF田中聡(コルトレイク)、木村の5選手。西尾はU23アジア杯メンバーに招集されていたが怪我で不参加となっていた。本田は5月のトレーニングキャンプ招集もコンディション不良で不参加となっており、川崎と田中は3月のドバイカップU-23以来の招集となった。

 U-21日本代表は、22日にスペインでU-21スイス代表と、26日にイタリアでU-21イタリア代表と対戦。大岩剛監督は「レベルの高い対戦ができるという機会を非常に重要視している。今後のわれわれのグループの成長においては、非常に重要な2試合になる」とこの遠征の意義を語る。

 木村は大阪桐蔭高を卒業後、関学大に進学。2021年の3年生時に23シーズンの京都サンガF.C.加入内定が発表された。22シーズンは開幕戦に途中出場してJリーグデビューを果たし、ここまでJ1リーグは6試合に出場。ルヴァン杯では第1節・柏レイソル戦で初ゴールを挙げた。全日本大学選抜に選出されており、5月にはU-21日本代表と対戦も経験。6月の大学日韓定期戦では史上2人目のハットトリックを記録し、5-0の勝利に貢献していた。

 大岩監督は、初招集の木村や招集にブランクが空いた選手たちについて「試合を継続して観ていく中で、印象的なパフォーマンスをしている。大学生の木村は、京都での経験は必ずわれわれのグループに活きてくる。彼らの姿勢をしっかりと代表でも表現してほしい」と期待を込めた。

 今回の発表では21名の招集となった。しかし指揮官は追加招集の可能性を「増える可能性はある」とほのめかす。「諸事情でコンディションがすぐに反映されない部分がある。週末の試合を経て出発するので、そこもしっかりと継続して見ながら、可能であれば何人かプラスして遠征をしたい」と本音を語った。

■選手
▽GK
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
佐々木雅士(柏)
鈴木彩艶(浦和)

▽DF
西尾隆矢(C大阪)
木村誠二(FC東京)
加藤聖(長崎)
馬場晴也(東京V)
半田陸(山形)
畑大雅(湘南)
鈴木海音(栃木)

▽MF
本田風智(鳥栖)
松岡大起(清水)
佐藤恵允(明治大)
川崎颯太(京都)
斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)
鈴木唯人(清水)
藤田譲瑠チマ(横浜FM)
田中聡(コルトレイク)

▽FW
木村勇大(関西学院大/京都内定)※初
藤尾翔太(徳島)
細谷真大(柏)

▼過去のメンバーリスト
22/05/24 AFC U23アジア杯メンバー

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