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U-21日本代表欧州遠征メンバー発表 大岩剛監督オンライン会見要旨

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U-21日本代表の大岩剛監督

 日本サッカー協会(JFA)は16日にオンラインで記者会見を行い、ヨーロッパ遠征に参加するU-21日本代表メンバー21名を発表。会見には大岩剛監督が出席した。日本は22日にU-21スイス代表と、26日にU-21イタリア代表と対戦する。要旨は以下のとおり。

大岩剛監督
「今回ヨーロッパということで、レベルの高い対戦ができるという機会を非常に重要視している。今後のわれわれのグループの成長においては、非常に重要な2試合になる。ぜひ、しっかりとした準備をして、2チームにしっかりと戦うというところを見せたい」

─7月のE-1選手権にA代表として出場したメンバーのリーグ戦でのパフォーマンスをどう見ているか。
「E-1で貴重な経験やレベルを体感したことで、自分たちなりにいろいろ感じ取っていた。クラブに戻ってからのパフォーマンスを見ても、日程上の厳しさが求められるのも代表選手なので、そういうタフさは彼らも見せてくれている。それをしっかりとわれわれのグループに落とし込んで、反映させるというところを、引き続き継続してやってほしい」

─コルトレイクに移籍した田中聡の海外でのパフォーマンスぶりや成長はどう映るか。
「目に見えて成長したとかそういうところが見られる時間ではまだない。試合を観る限りは、日本とは違うサッカーに対してどう順応していくか、アジャストしていくかというところに立っている。うまく行っているところ、行っていないところ、そういうものにしっかりと分析ができて、成長につながっていると思う。それはわれわれのグループに来たときも、しっかりと中の選手とコミュニケーションを取りながら伝えてほしい。背中を見せてほしい」

─関西学院大FW木村勇大(京都内定)や川崎颯太(京都)、本田風智(鳥栖)らがひさびさの招集となった。
「試合を継続して観ていく中で、印象的なパフォーマンスをしている。ラージグループには名前が挙がっている選手たち。大学生の木村は、京都での経験は必ずわれわれのグループに活きてくる。彼らのああいう姿勢を、しっかりと代表でも表現してほしい」

─21名が最終決定の人数か。
「人数については増える可能性がある。いまの諸事情でコンディションがすぐに反映されない部分がある。週末の試合を経て出発するので、そこもしっかりと継続して見ながら、行く選手を可能であれば何人かプラスして遠征をしたい」

─これまで海外の大会に参加する遠征だったが、今回の海外遠征は親善試合。テーマはあるか。
「これまではアジアの戦いが主だったので、ヨーロッパのチームとやるという経験は2試合目、3試合目になる。相手国も、来年のU-21ヨーロッパ選手権に向けての強化の途中と聞いている。成熟した強度の高いチームとゲームができるという体験は、しっかりとわれわれに跳ね返ってくるものだと思う。その中で何ができるのか。セットプレーでの攻守でも、サイズ等を考えてもわれわれにとって非常にいいゲームになる。さまざまなチャレンジをする準備はしている」

─今回の招集は欧州クラブ所属の選手より、Jリーグ所属をメインに試す人選か。
「特にそのどちらかという意味合いはない。怪我やコンディション不良などさまざまな理由があって、招集できない選手たちもいる。われわれが招集でき得る選手たちで戦う準備をしています」

─対戦相手のU-21スイス、U-21イタリアの印象は。
「スイスもイタリアも、前回の試合から時間が少し開いている。よって、今回もどういう選手が招集されるのか、まだ手元に届いていない。だが非常に両チームともサイズが大きく、スピードのある、パワフルなサッカーをする印象はある。システムも含めてしっかりと分析をした上で準備をしたいし、非常にいいゲームになるような準備をしたい」

菅原大介コーチの加入でセットプレー戦術が進んだ。今回は試したいことはあるか。
「戦術的な細かい部分でいうと、セットプレーの守備におけるわれわれの守り方がベースとしてある。それにもう少し変化を加える。それによって起こるミスであったり、それに対してどういうアクションができるのか、またそれをすることで攻撃によりリスクをかけられる形になる。自分たちもグループとして作りながらチャレンジをする準備をしている。それは攻撃におけるサインプレー。そういうのは攻守において、相手に対しての動き方はより整備して臨んでいきたい」

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