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「試合に出られていないので悔しい気持ちは大きいけど…」三笘薫が語ったプレミアでの“収穫”

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MF三笘薫(ブライトン)

 今季からプレミアリーグに挑戦しているMF三笘薫(ブライトン)が20日、日本代表活動中の囲み取材に応じ、所属クラブでの自身の現在地を語った。「試合に出られていないので悔しい気持ちは大きいけど、レベルを体感できて、やれるところも増えてきている。チャンスが来た時にしっかりと結果を出せるようにと思っている」。世界最高峰のリーグでしっかりと経験を積み重ねているようだ。

 昨季ベルギーのロイヤル・ユニオン・サンジロワーズに期限付き移籍していた三笘は今季から所属元のブライトンでプレー。ここまで先発出場はカラバオ杯のフォレストグリーン戦(○3-0)のみで、途中出場4試合で合計約55分間のプレータイムにとどまっている。

 相手の狙いを絞らせないドリブル突破で終盤の攻勢を支えた第4節リーズ戦(○1-0)、危険なエリアに入り込んだ味方にキーパスを通し続けた第5節フルハム戦(●1-2)など、出場した時間帯は着実に爪痕を残してきた三笘。だが、直後の第6節レスター・シティ戦(○5-2)では出番が与えられないなど、思うようにいかない日々が続く。

 そうした中でも三笘は「今はチームが調子がいいので(起用法が変わらないのは)仕方がない部分はあるけど、それでも起用される選手はされると思う。焦らず怪我をせずにやっていくことが大事」と腐らずにアピール中。「トップのところを見られているのは大きな収穫かなと思う」とライバルのMFレアンドロ・トロサールの存在も刺激に変え、トップレベルの舞台で収穫を感じているようだ。

 今月上旬にはグラハム・ポッター前監督がチェルシーに引き抜かれるという異例の事態も発生。三笘を評価していた指揮官の流出は痛手にもなりかねないが、序列を上げていくことを考えるとチャンスにもなり得る。後任はセリエAのサッスオーロなどで戦術家として名を馳せたロベルト・デ・ゼルビ氏。三笘は「急だったので僕も驚いたけど、次の監督もいいサッカーをすると聞いている。そこにしっかりと入れるように、自分の特長を出せるようにしたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)

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