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W杯目前に7か月ぶり帰還! DF酒井宏樹が考える「強い相手になればなるほど大事」なこと

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練習後、GK川島永嗣と話し込むDF酒井宏樹

 2年ぶりとなる欧州での日本代表合宿。「(飛行機の)移動時間が長くて、練習がきつかった」と苦笑いしたDF酒井宏樹(浦和)だが、チームの雰囲気を聞かれると「いつも通り、やっぱ向上心が高い。自分も刺激を与えつつ、もらえたらなと思います」と力強く言った。

 酒井にとっては今年2月のW杯アジア最終予選以来の復帰だ。5月には右足第五中足骨を手術し、8月のAFCチャンピオンズリーグで右ふくらはぎを肉離れ。9月14日のJリーグセレッソ大阪戦の後半から出場し、「100パーセントできると思わないと帰ってこない」という覚悟の下での復帰だった。

 カタールW杯までちょうど2か月というタイミングで戻ってきた。今回の合宿の狙いについては「(連携の)アップデートも含めて、復習ということが大事。(吉田)麻也くんとの関係性もそうですし、トミ(冨安健洋)の関係性、前後する人たちとの関係性もそう。例えば相手のクロスが上がるタイミングで何も考えずにいいポジションをお互いが取れていれば、それだけで後手を踏まない。味方がどこにいるのか、確認しなくても済むような関係性を作れれば」と細部にこだわる。
 
「相手が強くなればなるほど大事なこと。細かいことなんですけど、守備陣は積み重ねるしかない」。経験豊富な酒井の帰還が、チーム全体で細部をつき詰めていく作業を後押しする。

(取材・文 矢内由美子)

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