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両立求められる“チーム作り”と“選手選考”…森保監督「私自身は心配はしていない」

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督が22日、キリンチャレンジカップ・アメリカ戦(23日・デュッセルドルフ)の公式記者会見に出席し、「W杯に向けて良い準備となるよう試合に臨みたい」と意気込みを語った。

 カタールW杯を2か月後に控える中、本大会に向けて重要な位置付けのテストマッチ。森保監督は報道陣に公開した20日のミニゲームで、直近1年間採用していた4-1-4-1ではなく4-2-3-1の布陣を試しており、フォーメーションも含めたゲームプランに注目が集まりそうだ。

 森保監督は布陣選択について「これからの親善試合、W杯に臨むにあたって、4-1-4-1、4-2-3-1、そして6月にガーナ戦の終盤に3バックも短い時間だが試した部分はオプションとして持っていきたい」と説明。一方、アメリカ戦に向けては「これから練習で最終的に詰めて決めていきたいが、4-2-3-1か4-1-4-1で臨みたい」と明かすにとどめた。

 このドイツ遠征では、本大会でのチームの戦い方を構築していくと同時に、先発メンバーの選考も進めていくという難しい舵取りが求められる。

 指揮官は「(戦い方の)ベースは変わるものはない」ときっぱり。選手のアピール合戦については「常に競争の中でプレーしてくれている、でも競争だけでなく、日本のために戦うんだということを持ってくれている。私自身は心配はしていないし、仮にアピールの姿勢が強いなと思っても、そこは歓迎しながらチームのほうに向いて来られるように働きかけをしたい」と前向きに受け止める姿勢を示した。

 また「好調な選手、新たに加わってきた選手たちに全員チャンスをあげられるかわからないけど、できる限りピッチに立ってもらって、その選手をどれだけできるかということと、融合の幅を広げていけるようにしたい」と述べ、経験の少ない選手の起用も示唆。今回はEAFF E-1選手権からの生き残りを果たしたMF相馬勇紀(名古屋)とFW町野修斗(湘南)、A代表初参加のDF瀬古歩夢(グラスホッパー)が帯同しており、状況次第で出番が訪れることもありそうだ。

(取材・文 竹内達也)

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