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ドイツ&スペインに勝つのなら…キーマン前田大然が展望「それができれば理想」

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FW前田大然(セルティック)

 カタールW杯のグループリーグでドイツ、スペインという世界的な強豪と同組になった日本代表。いずれの相手にもボールを持たれる展開が予想される中、圧倒的なスピードを持つFW前田大然(セルティック)への期待が高まっている。

 前田は報道陣に公開された20日のミニゲームで、4-2-3-1の主力組で1トップを担当。終了後にはトップ下を務めたMF鎌田大地が「今のサッカー界は足が速くてナンボ」と口にしつつ、「これからはアジア最終予選と違い、自分たちと同等かそれ以上のチームとする試合が増えてくる。僕自身は前に速い選手がいてくれたらやりやすさを感じる」と前向きな手応えを語っていた。

 そうした感覚は“受け手側”も感じているようだ。前田は22日の取材対応で鎌田との連携に言及。「大地くんは一発で前を向けるので、裏に走るタイミングがわかりやすい」と手応えをのぞかせつつ、「そのタイミングで僕が背後に抜けたらチャンスになるので、そこは常に狙っていきたい」と狙いを見据えた。

 カタールW杯直前の準備期間が短いこともあり、今回の活動期間中にはグループリーグの対戦相手の映像も共有されている様子。前田は「ずっと持たれるのでカウンターはチームとして狙って行きたいし、それが一本でも入って、後ろがゼロで抑えられれば試合に勝てる。それができれば理想かなと思う」と前向きに展望した。

 また前田の武器は裏抜けだけではない。「自分は前線からのハードワークができると思っているので、守備でも味方を助けたい。両方できるように頑張る」。まずは23日のアメリカ戦、27日のエクアドル戦でアピールし、メンバー入りの可能性をつなげていく構え。「確立されている選手でもないし、下から這い上がっていくという思いでやっているので、しっかりとメンバーに入れるように地道にやっていければ」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

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