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“パリ五輪世代”U-21日本代表の欧州遠征は黒星発進、細谷のゴールで一時同点も…U-21スイスに勝ち越される

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U-21日本代表のスタメン

[9.22 国際親善試合 U-21日本 1-2 U-21スイス スペイン]

 パリ五輪世代のU-21日本代表は22日、欧州遠征の親善試合でU-21スイス代表と対戦し、1-2で敗れた。開始5分に先制点を奪われるが、同15分にFW細谷真大(柏)が同点ゴール。しかし、後半3分に勝ち越しを許した。26日にはU-21イタリア代表と対戦する。

 6月のU23アジア杯から3か月ぶりの活動となったU-21日本代表は、欧州遠征で2試合を行う。その第1戦・スイス戦が22日に行われた。4-3-3の布陣を敷き、GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、4バックは左からDF大畑歩夢(浦和)、DF木村誠二(FC東京)、DF西尾隆矢(C大阪)、DF畑大雅(湘南)が並ぶ。アンカーはMF松岡大起(清水)で、インサイドハーフはMF本田風智(鳥栖)とMF鈴木唯人(清水)。前線3枚は左からMF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)、細谷、MF山田楓喜(京都)となった。

 日本は開始5分、斉藤が左サイドからのカットインで右足シュートを放つ。しかし、相手GKに阻まれた。その後はスイスの左サイドからの攻撃に苦しめられると、同9分に失点。スイスの左CKからDFマルコ・バーチにヘディングシュートを決められた。

 先制を許した日本だが、前半15分にすかさず同点に追いつく。左サイドの大畑から中盤の斉藤へ。さらに最前線に鋭いスルーパスが入ると、細谷が反応。PA右から右足シュートを決め切り、1-1と振り出しに戻した。

 その後は拮抗状態で試合は進む。日本はハイプレスを仕掛けながら、ボールを奪うと細谷、鈴木を中心に細かいパスからチャンスを作った。前半は両者に2点目は生まれず、1-1で後半に折り返した。

 日本はハーフタイムで4枚替え。西尾、松岡、斉藤、細谷が下がり、DF馬場晴也(東京V)、MF川崎颯太(京都)、MF佐藤恵允(明治大)、FW木村勇大(関西学院大/京都内定)を投入した。しかし、後半3分に2失点目。右サイドから突破を許すと、FWブラッドレイ・フィンクにPA内からシュートを決められた。

 1点を追いかける日本は後半15分に再び4枚替え。大畑、山田、鈴木、本田に代えて、DF加藤聖(長崎)、FW藤尾翔太(徳島)、MF田中聡(コルトレイク)、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)が入った。

 後半28分、日本はカウンターから木村勇がPA手前でFKを獲得する。藤田と加藤がキッカーで並び、蹴ったのは加藤。ボールは枠内を捉えたが、相手GKにはじかれた。直後のCKでは敵陣内の混戦で馬場がシュートもゴール上に外れた。同34分には最後の交代。畑と木村誠が下がり、DF半田陸(山形)とDF鈴木海音(栃木)が出場した。

 日本は終盤にチャンスを作ったが、決め切れずにそのまま試合終了。1点が遠く、1-2で欧州遠征の初戦を落とした。26日にはU-21イタリア代表と対戦。イタリアも23日にU-21イングランド代表と親善試合を行っているが、0-2で敗れた。

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