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三笘との縦関係は盤石…久保とも好連携目指すDF中山雄太「新たな課題が見つかった」

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日本代表DF中山雄太(ハダースフィールド)

[9.23 キリンチャレンジ杯 日本 2-0 アメリカ デュッセルドルフ]

 日本代表DF中山雄太(ハダースフィールド)が、6月シリーズのキリンチャレンジカップ・ブラジル戦(●0-1)以来の先発フル出場を果たした。後半43分には巧みなレーン取りからの鋭いパスでMF三笘薫(ブライトン)のゴールをお膳立て。最終予選でも効いていた盤石のホットラインがW杯出場国にも通用することを示した。

 一方、左サイドハーフで先発したMF久保建英(ソシエダ)との関係性には改善の余地を残した。前半開始直後には二人のプレッシングが重なって裏を取られ、その後は久保がプレスバックに追われる場面も頻発。中山自身も「前半あまり良くなかった。建英の良さをしっかり出せなかったのは改善が必要だし、新たな課題が見つかった」と振り返った。

 この一戦はカタールW杯本大会を見据えたテストマッチのため、リスク管理が求められていた。そこで「理想で言えばタケが前でプレーすることで脅威になる」というイメージはありつつも、「理想はありつつゼロで抑えないといけない」のが前提。まずは相手に自由を与えないようなバランスで戦う意図があったようだ。

 それでも中山は久保を良さを発揮させることにも意欲を示し、「もっともっと良くなることがあるのはポジティブだし、それがあってさらにベターなオプションを生み出せる。次に活かしたい」と強調。すでに好連携を見せている三笘だけでなく久保も活かせるようになるべく、「(南野)拓実くんもそうだし、誰が出ても左から攻撃の活性化をさせたい。特にアジア予選では右が顕著に攻撃に出ていたので、もっと脅威になるサイドにできたら」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)
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