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突きつけられた“世界の壁”…FW町野修斗「肌で体験できたのが唯一の収穫」

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日本代表FW町野修斗(湘南)

 カタールW杯への生き残りに向け、45分間のプレータイムを与えられた日本代表FW町野修斗(湘南)だったが、自身の存在をアピールするには至らなかった。アメリカ戦から一夜明けた24日、報道陣のに応じたストライカーは「世界の壁というものを肌で体験できたのが唯一の収穫かなと思う」と淡々と語った。

 1-0で迎えた後半開始時、FW前田大然との交代で1トップのポジションに入った町野。開始直後のプレーでは右サイドに流れてボールを収め、幸先の良い入りを見せたが、その後はなかなかボールを収められず、攻撃を活性化することができなかった。

「縦、縦で受けてしまうと難しかったし、掴まれてしまうとかなり強いし、バランスも崩されてしまった。早くこのレベルに慣れないといけないと思った」。

 45分間で放ったシュートはゼロ。「しっかりビルドアップしてくれていたので中盤と繋がってゴールに向かうことを意識したけど、シュートも打てていないので全然ダメ」と悔やんだ。

 7月のEAFF E-1選手権で3ゴールの大活躍を見せ、一躍ブレイクを果たした若きストライカーだが、W杯出場国の壁は高かった。「普段日本人とやっている中で腕の強さや足の長さ、強度の高さ、スピードは全然違った」。まさに“世界の壁”を突きつけられる結末となった。

 もっとも欧州組を含めたA代表キャップはこれが初めて。悔しい経験も糧とするしかない。まずは27日のエクアドル戦に向けて「もっとやっていかないとと思ったし、チャンスがまた回ってきた時、この思いを一度経験しているのは違うと思う。しっかり出せたら」と決意を新たにしていた。

(取材・文 竹内達也)
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