beacon

権田負傷で揺れる守護神争い…シュミット「強豪に勝つには絶対にGKに仕事が来る」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)

 日本代表GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)は23日に行われたキリンチャレンジカップ・アメリカ戦、先発したGK権田修一(清水)のアクシデントに伴い、後半45分間の出場機会を与えられた。その後、権田は治療のためチームを離脱し、27日のエクアドル戦は不在が決定。出場が予想されるシュミットは「試合に出してもらえるならアピールのチャンス。結果でちゃんと自分が出ても問題ないことを見せられたら」と意気込みを語った。

 アメリカ戦ではハイボール処理で存在感を放った一方、相手の枠内シュートが0に終わったこともあり、シュートストップでは目立った見せ場はなし。6月シリーズのキリン杯決勝・チュニジア戦では無念の3失点に終わったため、「決定機があるかわからないけど、絶体絶命のピンチを止めるところはなかなかお見せできていないので、見せられるなら見せたい」とアピールを誓う。

 カタールW杯本大会を見据えれば、少なからずピンチを迎える展開は必至。「スペインやドイツの強豪に勝つには最後の部分でGKがビッグセーブをしないといけない。強豪相手に勝つにはGKには絶対に仕事が来る」。推進力あるウインガーと屈強なストライカーを揃えるエクアドルに対しても、最後の局面で立ちはだかっていく構えだ。

 また持ち味のキックを活かした攻撃関与も欠かせない。「ちゃんとボールを落ち着かせたい時間帯にちゃんと一助となるようなプレーをして、チームにリズムをもたらすようなビルドアップすること。あとはGKを使って解放したいところでちゃんと解放できるように、ボールが来る前に周囲の状況の把握が大切になってくる」。まだまだ動きそうな正GK争い、巡ってきた出番を活かせるか。

(取材・文 竹内達也)
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP