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谷口彰悟、“総入れ替え”最終ラインで「仕切ってやっていくのが僕の大きな仕事」

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日本代表DF谷口彰悟(川崎F)

 森保一監督が先発総入れ替えを予告したキリンチャレンジカップ・エクアドル戦、スタメン出場が見込まれる日本代表DF谷口彰悟(川崎F)にはディフェンスリーダーとしての働きが求められる。共にコンビを組むのはDF伊藤洋輝(シュツットガルト)か、DF瀬古歩夢(グラスホッパー)か。W杯メンバー発表前最後の一戦に向け、谷口は「声掛けなど含めて引っ張っていきたい」と決意を示した。

 森保ジャパンが発足した2018年秋以降、CBのポジションは大幅なメンバー変更を行った場合であっても、主将を務める吉田の先発起用が続いてきた。それでも指揮官は今回のエクアドル戦を控え、「アメリカ戦とは先発全員入れ替えて試合に臨みたい」と明言。W杯本大会でのターンオーバーを見据え、吉田の招集時では2019年1月のアジア杯グループリーグ第3戦ウズベキスタン戦以来約3年半ぶりにベンチスタートさせる決断をしたようだ。

 ピッチ内の絶対的リーダーが不在となるエクアドル戦。アメリカ戦に先発したDF冨安健洋(アーセナル)はすでにチームを離脱しており、DF板倉滉(ボルシアMG)も負傷により招集外となっているため、W杯最終予選でも3試合に先発出場した谷口がディフェンスリーダーを担うことになりそうだ。

「相手ありきのところはあるけど、どう守るのか、どうボールを奪いに行くのかはよりコミュニケーション取りながらやれている」。そう現状の手応えを語った谷口は「そこを仕切ってやっていくのが僕の大きな仕事の一つ。声掛けなど含めて引っ張っていきたい」と前向きに意気込みを示した。

 エクアドル戦はカタールW杯のメンバー発表前最後の一戦。谷口は「サバイバルをかけた最後の試合という意味ではすごく一人一人が重要な試合。チームとしても積み上げていかないといけない。そこのバランスは難しい」としながらも、「W杯を想定していかないといけないチームではあるので、そういった意味ではやることははっきりしている。自分がやるべきこととやらないといけないことは整理ができている。それ以上でもそれ以下でもない」と力強く語る。

 また国内組の谷口にとっては、W杯出場国との国際試合経験を積める貴重な機会ともなる。「W杯が迫ってきた段階でW杯に出るような国と対戦することは自分の中でも楽しみ。ここで戦えるところを証明したい思いが強い。相手の前線など個の力がある選手が多いと思うけど、そこを抑えてナンボ。強気に戦っていきたい」。本大会出場への絶好のアピールチャンス。谷口は「やれることを証明しないといけない」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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