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なでしこJに“新しい風”、池田監督も期待「自分の特徴をどれくらい発揮できるか」「どういった化学反応が起きるか」

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左からFW浜野まいか、MF藤野あおば、MF小山史乃観

 “ヤングなでしこ”の3人が階段をのぼった。10月に国際親善試合とMS&ADカップの2試合を戦う日本女子代表(なでしこジャパン)は28日にメンバー25人を発表。U-20日本女子代表からFW浜野まいか(18/I神戸)、MF藤野あおば(18/東京NB)、MF小山史乃観(17/C大阪堺レディース)の3選手が選出された。

 8月にコスタリカで開催されたU-20女子ワールドカップで準優勝に輝いたヤングなでしこをけん引した3人。同代表の指揮も執った池田太監督からの信頼も厚く、浜野は2021年3月以来2度目、藤野と小山は初招集となった。

 池田監督は、U-20女子W杯で10番を託した藤野について「スピードとゴールへ向かう姿勢に素晴らしいものがある」と紹介すると、同大会でMVPを獲得した浜野には、「ゴールへ向かう姿勢やボールを収めるプレー。また、クリエイティブなプレーも含めて、自分の特徴が、なでしこのグループに入ったときにどれくらい発揮できるか、また、他の選手とのどういった関わりが生まれてくるか」と期待を口にする。

 また、小山には「U-20のチームでは、主に左サイドの選手として運動量豊富にプレーしてもらったが、そういった中で質を求めていきたい」とリクエスト。「どういった化学反応が起きるか」と他のメンバーとの融合を楽しみにしつつ、「自分の良いところを出して、アピールしてほしい」と発破をかけた。

 来年7月にオーストラリアとニュージーランドで開催される女子W杯まで1年を切ったなでしこジャパン。最終メンバー入りを懸けた勝負の1年に、“新しい風”が吹いた。

(取材・文 成田敏彬)

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