“初3バック”のなでしこJ、田中美南2発でナイジェリアに完封勝利! 浜野まいか&藤野あおばもデビュー
[10.6 国際親善試合 日本 2-0 ナイジェリア ノエスタ]
日本女子代表(なでしこジャパン)は6日、国際親善試合でナイジェリア女子代表と対戦した。FW田中美南の2ゴールで2-0で勝利。U-20日本女子代表から選出されたFW浜野まいかとMF藤野あおばがデビューを果たした。
7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権で19年大会に続く2連覇を達成したなでしこジャパン。現在は、来年7月にオーストラリアとニュージーランドで開催される女子ワールドカップに向けて強化の日々を過ごす。そうした中、10月のインターナショナルマッチデー(IMD)の第1戦でナイジェリアと対戦。池田太監督は、同代表で初となる3バックで臨んだ。
3-4ー3のフォーメーションを敷いた日本は、ゴールマウスにGK平尾知佳が立ち、その前にDF熊谷紗希、DF三宅史織、DF高橋はなの3枚が左から並ぶ。ダブルボランチにMF長野風花とMF猶本光、左にMF北村菜々美、右にDF清水梨紗。前線の3枚には、左からMF杉田妃和、MF宮澤ひなた、FW田中美南が入った。
試合は立ち上がりこそ勢いがあった日本だが、ナイジェリアにボールを握られると、守備に追いやられる時間が続く。それでも、北村と清水が下がった5バックとダブルボランチ、前線の3枚でブロックを作り、組織的に奪う。
前半6分には、左サイド、敵陣中央付近から熊谷がゴール前にボールを入れると、ボックス内で味方が競り合ってこぼれたボールに猶本が右足を振る。しかし、ゴールネットを揺らすことはできない。
その後は、ボール奪取から攻撃を仕掛ける日本だが、敵陣内でのボールロストが目立ちゴール前まで入っていけない。前半16分には、そうした状況を打破すべく、宮澤が遠目から狙うも、枠を捉えたシュートはナイジェリアのGKチアマカ・ナドジエに下がりながら弾き出された。
前半26分には、背後からのボールに抜け出した田中がペナルティーエリア内で決定機を迎えるも、シュートはGKナドジエがストップ。チャンスをものにすることができない。同42分には、左サイドで得たフリーキックを猶本が右足で入れると、ニア方向に走りこんだ田中がヘディング弾。ただ、シュートは威力がなく、GKに簡単に処理された。
後半45分には、ナイジェリアのMFラシーダト・アジバデに強烈なミドルシュートを放たれるも、GK平尾が正面でストップ。前半終了間際には、ナイジェリアにゴール前でフリーキックを与えると、ショートパスで変化を加え、DFアシュリー・プラムプトルが豪快に左足を振る。シュートはクロスバーを叩き、日本は難を逃れた。
スコアレスで前半を折り返すと、池田監督はハーフタイムで3枚替え。熊谷、長野、清水を下げてDF南萌華、MF林穂之香、DF清家貴子をピッチへ送り込んだ。後半立ち上がりは、杉田が積極的に裏を狙い相手のDFラインを下げると、間延びしたことで生まれたスペースに林が顔を出してボールの回りを良くする。
後半に入り、攻撃を活性化させた日本。すると、同19分に猶本のフリーキックをボックス内で胸トラップした田中が落ち着いて流し込み、先制点を奪う。さらに、同23分には杉田がペナルティーエリア内で倒されて得たPKを、田中が相手GKの逆を突くシュートでゴール右隅に決めて追加点。点差を広げた。
2点のリードを手にした日本は、後半24分に選手交代。田中、猶本に代えて浜野、藤野を投入した。2人はなでしこジャパン初出場。前線に並び、杉田がボランチに入った。さらに、日本は後半34分に宮澤を下げてFW井上綾香をピッチへ。左のウイングに入った。
その後は、ナイジェリアの勢いも収まり、日本ペース。最後まで2点を守り切り、2-0で勝利した。
(取材・文 成田敏彬)
日本女子代表(なでしこジャパン)は6日、国際親善試合でナイジェリア女子代表と対戦した。FW田中美南の2ゴールで2-0で勝利。U-20日本女子代表から選出されたFW浜野まいかとMF藤野あおばがデビューを果たした。
7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権で19年大会に続く2連覇を達成したなでしこジャパン。現在は、来年7月にオーストラリアとニュージーランドで開催される女子ワールドカップに向けて強化の日々を過ごす。そうした中、10月のインターナショナルマッチデー(IMD)の第1戦でナイジェリアと対戦。池田太監督は、同代表で初となる3バックで臨んだ。
3-4ー3のフォーメーションを敷いた日本は、ゴールマウスにGK平尾知佳が立ち、その前にDF熊谷紗希、DF三宅史織、DF高橋はなの3枚が左から並ぶ。ダブルボランチにMF長野風花とMF猶本光、左にMF北村菜々美、右にDF清水梨紗。前線の3枚には、左からMF杉田妃和、MF宮澤ひなた、FW田中美南が入った。
試合は立ち上がりこそ勢いがあった日本だが、ナイジェリアにボールを握られると、守備に追いやられる時間が続く。それでも、北村と清水が下がった5バックとダブルボランチ、前線の3枚でブロックを作り、組織的に奪う。
前半6分には、左サイド、敵陣中央付近から熊谷がゴール前にボールを入れると、ボックス内で味方が競り合ってこぼれたボールに猶本が右足を振る。しかし、ゴールネットを揺らすことはできない。
その後は、ボール奪取から攻撃を仕掛ける日本だが、敵陣内でのボールロストが目立ちゴール前まで入っていけない。前半16分には、そうした状況を打破すべく、宮澤が遠目から狙うも、枠を捉えたシュートはナイジェリアのGKチアマカ・ナドジエに下がりながら弾き出された。
前半26分には、背後からのボールに抜け出した田中がペナルティーエリア内で決定機を迎えるも、シュートはGKナドジエがストップ。チャンスをものにすることができない。同42分には、左サイドで得たフリーキックを猶本が右足で入れると、ニア方向に走りこんだ田中がヘディング弾。ただ、シュートは威力がなく、GKに簡単に処理された。
後半45分には、ナイジェリアのMFラシーダト・アジバデに強烈なミドルシュートを放たれるも、GK平尾が正面でストップ。前半終了間際には、ナイジェリアにゴール前でフリーキックを与えると、ショートパスで変化を加え、DFアシュリー・プラムプトルが豪快に左足を振る。シュートはクロスバーを叩き、日本は難を逃れた。
スコアレスで前半を折り返すと、池田監督はハーフタイムで3枚替え。熊谷、長野、清水を下げてDF南萌華、MF林穂之香、DF清家貴子をピッチへ送り込んだ。後半立ち上がりは、杉田が積極的に裏を狙い相手のDFラインを下げると、間延びしたことで生まれたスペースに林が顔を出してボールの回りを良くする。
後半に入り、攻撃を活性化させた日本。すると、同19分に猶本のフリーキックをボックス内で胸トラップした田中が落ち着いて流し込み、先制点を奪う。さらに、同23分には杉田がペナルティーエリア内で倒されて得たPKを、田中が相手GKの逆を突くシュートでゴール右隅に決めて追加点。点差を広げた。
2点のリードを手にした日本は、後半24分に選手交代。田中、猶本に代えて浜野、藤野を投入した。2人はなでしこジャパン初出場。前線に並び、杉田がボランチに入った。さらに、日本は後半34分に宮澤を下げてFW井上綾香をピッチへ。左のウイングに入った。
その後は、ナイジェリアの勢いも収まり、日本ペース。最後まで2点を守り切り、2-0で勝利した。
(取材・文 成田敏彬)