アディダスジャパン株式会社は21日、11月20日に開幕を迎えるカタールワールドカップに向け、「サッカー日本代表スペシャルコレクション」を発表した。

　スペシャルコレクションは、「KENZO」アーティスティックディレクターで、「HUMAN MADE」のデザイナーも務めるNIGO(R)氏協力の元、実現。11月の国際親善試合に臨む日本代表と日本女子代表(なでしこジャパン)が試合前日の練習で着用するという。

　同コレクション制作にあたり、“桜”や“桜餅”などの日本文化から着想を得たというNIGO(R)氏。ミニマルかつクラシカルに仕上がったデザインに、「約300年もの間、親しまれている桜餅は、職人たちの匠の技が集結された日本を代表する和菓子です。 このコレクションは、 そんな歴史ある和の伝統文化をインスピレーションに、 あえてシンプルにデザインさせていただきました」とコンセプトを明かした。

　発表されたジャージーは、ピンクとグリーンの調和のとれたカラーリングで、NIGO(R)氏のアイコンとも言えるハート形の花びらが背中部分に。襟の内側には「OGIN」シグニチャーを刻印し、さらに番号付きジャージーの背面には、 W杯の開催年である「2022年」の22をプリント。NIGO(R)氏のこだわりが細部に宿っている。

　今回アディダスは、ジャージーやショーツといったパフォーマンスアパレルに加え、Tシャツやトラックトップ&パンツといった普段着使いが出来るアイテムを多数ラインナップ。ビーニー、キャップ、 ジムサックなどのアクセサリーも一緒に展開し、スタジアム内外を問わず、 幅広いシーンで活躍するコレクションになっているという。

　実際にジャージーを着用した日本代表MF久保建英は、「日本代表といえば青のイメージが強いので、 ピンクとグリーンの組み合わせはとても新鮮です。 おしゃれなデザインで、 ファッションとして楽しむこともできる」とコメント。同代表のFW南野拓実は、「桜餅は日本人にとって親しみがあるものですし、桜は大好きな花なので、とても素敵なコンセプトだと思います」「日本代表の新しいイメージが出来るのが楽しみです」とサポーターの前でのお披露目を待ち望んでいる。