beacon

スペイン、コスタリカとの対戦に…池田監督「不思議な縁」、NZから始まる挑戦へ「負担が少なく戦っていける」

このエントリーをはてなブックマークに追加

池田太監督

 女子ワールドカップのグループリーグ組み合わせ抽選会が行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)はC組でスペイン、コスタリカ、ザンビアと対戦することが決まった。ニュージーランドのオークランドで行われたオープンドローに参加した池田太監督が印象を語っている。

 来年7月にオーストラリアとニュージーランドの共催で行われる女子W杯。なでしこジャパンは、日本男子代表が今年11月のカタールW杯で対戦するスペインとコスタリカと激突する。この運命的な組み分けに池田監督は、「なにか不思議な縁というか。気持ちの高まりを感じている」と晴々とした顔でコメント。初出場のザンビアとの対戦には、「これから準備を進めてくる相手だと思うので、一つ一つ積み上げて大会に向かって行きたい」と気を引き締めた。

 また、今回の組み分けで日本はグループリーグの3戦をニュージーランドで戦うことが決定。指揮官は、「オーストラリアとニュージーランドの共同開催というところで、ベニュー(会場)を考えると、移動の面など戦いの準備のところでニュージーランドは負担が少なく戦っていける」と好印象を得ている。

 日本は7月22日の初戦でザンビアと対戦し、26日にコスタリカ、31日にスペインと相まみえる。池田監督は、「初戦のところは大会の入りなので、初出場のザンビアに対して良い準備をしなければならない。そうしたうえで、3戦目にスペインと対戦できるという意味では、それまでの戦いを見れる。色んなところを見てしっかりと準備をする」と試合日程も味方に付けるつもりだ。

 視察も兼ねた今回の抽選会。ベースキャンプ地については、現地で掴んだ「移動の距離感」で明日、明後日にも決めていくようだ。さらに、南半球に位置するニュージーランドは、大会開催期間は冬。「(7月の)ニュージーランドは寒い時期になるので、季節感や気候も含め、どういうことを準備しなければならないかをスタッフと話していく」と大会を見据えてプランを練っていく。

 自然豊かなニュージーランドから始まる世界一への挑戦に「爽やかで自然の多い国なので、それを楽しむというか、自然を感じながら大会に集中できるような環境を作り上げて行きたい」。そして、なでしこジャパンは決勝の地オーストラリア・シドニーのシドニースタジアムを目指す。

(取材・文 成田敏彬)

●女子ワールドカップ2023特集

TOP