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今大会は26人にメンバー増加も…森保監督は苦悩明かす「選びやすくなると思ったが、まったくそんなことはなかった」

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森保一監督が本音を語る

 日本代表森保一監督は1日、都内で記者会見を行い、カタールW杯に出場する日本代表メンバーを発表した。従来の23人から3人増え、今大会は26人で臨む。より選びやすくなったかと思いきや、指揮官は「30人になっても必ずすべて迷う選考になる」と苦悩を垣間見せた。

 11月開幕の本大会に向け、26人のメンバーが揃った。各選手のコンディションや戦術を考慮し、FW大迫勇也(神戸)やMF原口元気(ウニオン・ベルリン)といった過去W杯経験者も落選。森保監督は「発表したいまも難しい選択だなと思っています」と本音を明かした。

 ロシアW杯に出場したMF/FWの選手はMF柴崎岳(レガネス)となった。しかし森保監督は「経験者の経験は非常に大切だが、経験がない選手のW杯で活躍したい野心に期待してメンバー選考に至った」と選考の経緯をを語る。「これまでの23人から26人に3人増えたところで、あらゆる想定をした中で、われわれ日本のストロングポイントを少しでも出していける、特長を持った選手たちをプラスしたと思っています」と強調した。

 一方で、本音をのぞかせる場面もあった。記者からの問いに「質問と違うかも」と添えつつ胸中を吐露。「23人から26人になって、また違う人数になってもいい選手はたくさんいる。30人になっても必ずすべて迷う選考になる。23人から26人になって、もっと選びやすくなるかなと思っていた。まったくそんなことはなかった。選手の思いを感じながら、選考にあたらせてもらいました」と選考外になった選手たちにも敬意を口にした。

(取材・文 石川祐介)
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