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カタールW杯帯同決定も観光気分なし! 松木玖生「あわよくばメンバーに入れるような準備を」

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MF松木玖生は最終節も躍動

[11.5 J1第34節 FC東京2-3川崎F 味スタ]

 クラブ史上初の高体連卒ルーキー開幕スタメン入りを果たしたFC東京MF松木玖生は、最終節も先発出場。今シーズンのJリーグを戦い抜き、カタールW杯にトレーニングパートナーとして帯同する。「いろんなものを吸収していきたい」と意気込みを語った。

 青森山田高での3年間では全国高校サッカー選手権通算10ゴールを挙げ、高校最後の冬も優勝で飾った。FC東京で開幕スタメン入りを果たすと、インサイドハーフの一角として定位置を奪取。J1リーグ31試合2得点の記録を残した。

 今月2日、日本サッカー協会(JFA)は同月に行われるU-19日本代表スペイン遠征メンバーを発表した。U-19世代の松木もメンバー入り。さらに、松木を含めた10名は遠征を終えた後、そのままカタールへ。W杯に臨む日本代表メンバーのトレーニングパートナーを務めることになった。

 2018年のロシアW杯でも当時のU-19日本代表がトレーニングパートナーとして同行。カタール大会でメンバー入りしたMF久保建英(ソシエダ)やMF伊藤洋輝(シュツットガルト)のほか、GK大迫敬介(広島)、GK谷晃生(湘南)、DF菅原由勢(AZ)、MF安部裕葵(バルセロナB)といった次世代の主力たちが名を連ねていた。

 最終節を終えた後、松木は報道陣からW杯帯同への思いを問われると「すごく光栄なこと」と喜びを語る。その一方で、観光気分はないことを強調。「トレーニングパートナーだからといって、消極的になることは絶対に自分の中ではない」と貴重な経験を生かす姿勢を見せた。

 長期戦での不測の事態に備え、自身の存在を最大限にアピールするつもりだ。「あわよくば、もしも怪我人が出たときにメンバーに入れるような準備はしていきたい。次のW杯を目指せるように、いろんなものを吸収していきたい」。松木のルーキーイヤーは、まだ終わらないかもしれない。

(取材・文 石川祐介)
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