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鳥栖で躍進遂げた西川潤が“パリ五輪世代”U-21日本代表初招集、大岩監督「非常に目に留まるプレーをしている」

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サガン鳥栖MF西川潤がU-21日本代表初招集

 パリ五輪世代のU-21日本代表は、今月下旬に欧州遠征を行い、18日にU-21スペイン代表と、22日にU-21ポルトガル代表と対戦する。メンバーで唯一の初選出となったのはMF西川潤(鳥栖)。大岩剛監督は「非常に目に留まるプレーをしている」と今回の招集理由を明かした。

 2024年に開催されるパリ五輪を目指すU-21日本代表は、2001年以降に生まれた世代が対象となる。今年3月にチームは発足。その後は3月のドバイカップU-23で優勝、6月のAFC U23アジア杯で3位入賞と成績を残してきた。ヨーロッパ勢との経験を積むべく、9月の欧州遠征に続いて、今回もヨーロッパの強豪と対戦する。

 大岩監督は9月の遠征を振り返る。「ヨーロッパの強い国は、われわれをリスペクトするというより自分たちの強みを出してくる国です。試合前の準備の段階でまったく違いますし、スピードと強度もまったく違う。そういう中で試合ができたということは、非常に有意義だった」。前回の遠征ではU-21スイス代表に1-2で敗れ、U-21イタリア代表とは1-1のドロー。収穫と課題を手にし、再びヨーロッパの強豪で力を試していく。

 西川は桐光学園高を卒業後、2020年からセレッソ大阪でプロデビューを飾った。しかし定位置を掴むことはできず、今シーズンから鳥栖に期限付き移籍をしていた。今夏以降に少しずつ出場機会を掴むと、10月から最終節までは全4試合で先発入りを果たした。年代別代表の常連で、19年U-20W杯にも出場。プロ入り後は代表から遠ざかっていたが、今回ひさびさの招集となった。

 西川の招集について、大岩監督は「複数のポジションでプレーをしていますし、インテンシティも含めて、非常に目に留まるプレーをしている」と評価を語る。9月の欧州遠征も招集するつもりだったが、コンディションに恵まれず招集見送り。「こういう国際試合で成長した姿を発揮してくれたら、いい刺激になるんじゃないかなと思いますね」と期待を寄せた。

■選手
▽GK
23 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)※
1 佐々木雅士(柏)
12 鈴木彩艶(浦和)

▽DF
3 西尾隆矢(C大阪)
5 木村誠二(FC東京)
15 加藤聖(長崎)
21 バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
2 半田陸(山形)
22 畑大雅(湘南)
4 鈴木海音(栃木)

▽MF
20 松村優太(鹿島)
16 松岡大起(清水)
13 佐藤恵允(明治大)
6 川崎颯太(京都)
18 斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)※
10 鈴木唯人(清水)
7 山本理仁(G大阪)
8 藤田譲瑠チマ(横浜FM)
17 西川潤(鳥栖)
14 三戸舜介(新潟)

▽FW
9 藤尾翔太(徳島)
19 小田裕太郎(神戸)
11 細谷真大(柏)

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