beacon

初招集から半年で駆け上がったW杯への階段…伊藤洋輝「これが最後の大会になる覚悟で」

このエントリーをはてなブックマークに追加

練習に合流したDF伊藤洋輝

 6月のA代表初招集から半年足らずでW杯メンバーの座を射止めた。日本代表DF伊藤洋輝(シュツットガルト)は前日13日夜にドーハ入りし、14日の練習から合流。「メディアの皆さんの数もそうだし、ホテルや空港での待遇というか、W杯という大会の大きさを感じている。試合が近づくにつれて緊張感は高まると思うけど、リラックスしながら準備したい」と落ち着いた表情で話した。

 昨夏の東京五輪メンバーからは落選したが、ブンデスリーガ移籍1年目となった昨季、リーグ戦29試合に出場し、一気に評価を高めた。長身を生かしたフィジカルと左足のキックという特徴に、3バックの左センターバック、4バックのセンターバック、左サイドバック、さらにはボランチでもプレーできるユーティリティー性も武器にしてW杯への階段を駆け上がった。

「ドイツに行ってから最初はベンチの時間が多かった。ベンチから見ていてブンデスリーガの高いレベルに追いつきたいと、そこを追求したから成長できた」。DF中山雄太の負傷というアクシデントもあり、左サイドバックでの起用の可能性も高まるレフティーは「(左サイドバックは)6月にもやっているし、与えられたポジションでチームにいいものを与えられるようにしたい」と力強い。

「4年後のことは考えず、これが自分にとって最後の大会になるかもしれない。そういう覚悟を持ってやりたい」。4年後も8年後もチャンスがあるであろう23歳はそれでも目の前に迫った大舞台にすべてを投げ打つ決意だ。

(取材・文 西山紘平)

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP