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「バイエルンの強みは…」堂安律が考えるドイツ代表とバイエルンの決定的な違い

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日本代表に合流したMF堂安律

 確かな自信を持って自身初のW杯に挑む。日本代表MF堂安律はPSVからフライブルクに完全移籍した迎えた今季、しっかりとレギュラーを獲得し、リーグ中断まで全15試合に出場。チームもブンデスリーガで2位の好位置につけ、ヨーロッパリーグも首位で決勝トーナメント進出を決めた。

「90分通して高い強度を保てているし、これまでは波のある試合もあったけど、少しずつ安定して、守備も安定してきた」。2ゴール3アシストという個人の結果には「あとは数字が付いてくればというのはあるけど」としながらも、「こういうパフォーマンスを続けていれば自然と付いてくると思う」と自信を見せた。

 堂安を含め、ブンデスリーガでプレーする選手が多いことは、カタールW杯初戦でドイツ代表と戦う日本代表にとってもプラスに働くはずだ。ドイツ代表を7人抱えるバイエルンは今季不調と言われながらもブンデスリーガで首位に立ち、10月16日の対戦では堂安も先発したフライブルクを5-0で破った。

「0-5でボコボコにされたので何とも言いづらいけど」と前置きしたうえで、「(ピッチの)中での温度感や彼らのアイデアはドイツ代表と同じことも多い」と、バイエルンとドイツ代表の共通点を指摘する一方、「(バイエルンとドイツ代表では)DFライン4枚が全員違って、(ドイツ代表には)ドルトムントの選手も入ってくる」と最終ラインの違いに言及。「バイエルンの強みは4枚のビルドアップの上手さにあると思っていたので、それがいないのは僕たちにとってプレスもハメやすくなるのかなと思う」と、前線からの守備という部分では付け入る隙もあると考えているようだ。

 フライブルクで上位争いを演じていることもあり、代表に合流するまでは「W杯に集中する余裕もなかった」という。前日14日夜にドーハ入りし、15日の練習から日本代表に合流。「空港に着いてから街全体がW杯の雰囲気になっている」とカタールの印象を語った堂安は「夢の舞台なので、考えなくても勝手にマインドは変わる」とすぐにW杯モードへとスイッチを切り替えた。

(取材・文 西山紘平)

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