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世界を驚かせる“韋駄天プレス” 前田大然「チャンピオンズリーグでも相手は嫌がっていた」

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日本代表FW前田大然

 爆発的なスプリントと2度追い、3度追いできるハイプレスを武器にカタールW杯への挑戦権をつかみ取った。日本代表FW前田大然(セルティック)は「まだそこまで実感がわいていない」としながらも、「試合が近づくにつれていよいよW杯ってなると思うし、そうなったときに焦らないようにしっかり準備したい」と自然体のまま最終調整に入っている。

 セルティックでは中断前の14試合で3ゴール4アシストを記録し、UEFAチャンピオンズリーグにもグループリーグ全6試合に出場した。チームとしては2分4敗の未勝利で敗退が決まったが、レアル・マドリーやライプツィヒ、シャフタールと対戦した経験は前田個人にとっても貴重なものだった。

「世界のレベルをチャンピオンズリーグで、W杯の前に知れた。勝てなかったけど、収穫はあったし、それをW杯で示さないとチャンピオンズリーグでやった意味もない」。限られたチャンスで決め切る決定力の差を実感したが、そこはW杯の戦いでも勝敗を分ける重要なポイントになる。

「チャンスに決め切れなかったのがセルティックで、決めてきたのが相手だった。(W杯でも)チャンスは少ないと思うけど、決めないとチームは勝てない。そういうのを決めれば波に乗っていけるし、1本1本を大事にしていきたい」

 FWとして得点の重要性を理解しつつ、攻守に走り抜くことを何よりも優先する。「ゴールだけ取ってもダメ。しっかりハードワークして、なおかつ点を取ればチームは助かる。両方できるようにやっていきたい」。9月のアメリカ戦でも見せたハイプレスは前田の真骨頂。「プレスはチャンピオンズリーグでも相手が嫌がっている印象があった。それをW杯でもやりたい」。スピードとスタミナを兼ね備えた“韋駄天プレス”で世界を驚かせる決意だ。

(取材・文 西山紘平)

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