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夢断たれた“相棒”から託された思い…伊東純也が初のW杯へ「彼の分までしっかりやりたい」

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MF伊東純也(スタッド・ランス)

 日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)が昂る気持ちを力に変えようとしている。14日にカタール・ドーハ入りし、一夜明けた15日に報道陣に対応。「いよいよだなと思った。昂る気持ちはある。ここがスタートラインだと思ってしっかりやりたい」と意気込んだ。

 11月1日の代表発表後、まさかのニュースが耳に飛び込んだ。柏レイソルでプレーしていた2016年から2018年までのチームメートであるDF中山雄太(ハダースフィールド)が、11月3日にあったEFLチャンピオンシップ第19節サンダーランド戦で右アキレス腱を負傷。日本代表合宿では1対1の練習相手として一緒にいることも多かった相棒のW杯欠場に「ショックだった。とても残念です」と表情を曇らせた。

 しかし、今は中山からのメッセージが力になっている。LINEで「絶対抜けると思うからどんどん仕掛けて行ってくれ。行けば大丈夫だから。応援してる」と激励メッセージが届いたことを明かし、「頑張る。彼の分までしっかりやりたい」ときっぱり言った。

 日本代表初選出は2017年のEAFF E-1選手権。ロシアW杯後の2018年秋から本格的に日本代表に呼ばれるようになったが、「最初に選ばれた頃は出場時間も全然なかったですし、本当に選ばれるかどうかというところからここまで来た」と振り返った。

 日本代表での地位を確立したのは、W杯アジア最終予選で4戦連続ゴールを決めるなど大活躍をし、7大会連続のW杯出場権獲得に貢献したことが大きい。

 カタールW杯入りの報を受けたときは、「ひとつひとつやってきて、あっという間でしたが、最後まで生き残れて良かったと思う」としみじみ。「(日本代表は)元々やっていた(4-2-3-1の)形に戻って結果も出て、良い感じでこられているので、良いイメージを持って行けると思う」と意気込んだ。

(取材・文 矢内由美子)
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