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なでしこジャパンは女子W杯3戦目の相手・スペインに0-1敗戦…欧州強化遠征2連敗

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[11.15 国際親善試合 日本 0-1 スペイン]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は15日、スペインのセビージャで行われた国際親善試合でスペイン女子代表と対戦し、0-1で敗れた。

 11日にイングランド女子代表と戦ったなでしこジャパンは、攻守においてスピード、強さに劣り、0-4で完敗。今遠征、初勝利を目指して来年の女子W杯の3戦目で対戦するスペインと対戦した。

 池田太監督は、3-4-3のシステムを採用。ゴールマウスにGK山下杏也加が立ち、3バックは左からDF南萌華、DF熊谷紗希、DF三宅史織が並ぶ。右のウイングバックにDF清水梨紗、左にMF遠藤純。ダブルボランチはMF猶本光とMF林穂之香が組み、前線の3枚には、MF藤野あおば、FW田中美南長谷川唯が入った。

 前半立ち上がりは、アグレッシブさを持って試合に入った日本が主導権を握る。最終ラインからの組み立て、中盤でのボール奪取から攻撃を展開。スペインゴールに迫った。しかし、決定打に欠けると、スペインに先にゴールネットを揺らされてしまう。

 前半9分。スペインのMFクラウディア・ゾルノサが左足で強烈なミドルシュートを放つと、ボールはクロスバーに直撃。ゴール手前に落ちたボールに素早く反応したFWアルバ・トレンドが落ち着いて押し込み、ゴールに突き刺した。

 1点を追う展開となった日本は、前半19分に決定機。右サイドでボールを保持した猶本のスルーパスに抜け出した田中がフリーで相手GKとの一対一を迎える。ただ、このチャンスはタイミングよく間合いを寄せたGKミサ・ロドリゲスに軍配。冷静に対応し、シュートをブロックした。

 日本はスペインの侵入をペナルティーエリア手前で抑える守備を見せるが、最後の寄せが甘くミドルシュートに苦しむ。それでも、山下がしっかりと抑えて追加点を許さない。すると、前半33分には、敵陣右サイドで得たフリーキックを遠藤が左足で入れ、ファーサイドに走り込んだ南がヘディング弾。ここは、GKロドリゲスの好守に遭った。

 試合はスペインの1点リードで前半を折り返すと、反撃に出たい日本はハーフタイムで2枚替え。田中、三宅を下げてFW植木理子、DF乗松瑠華をピッチへ送り込み、後半を迎えた。

 同点ゴールを目指して攻勢を強めた日本は、植木をターゲットに攻め込むも、決定機を作り出せないまま時間だけが過ぎる。後半途中には、アクセントの追加を図り、MF長野風花、MF杉田妃和、MF宮澤ひなたを投入。藤野が右サイドを個人技で仕掛けるなど、ゴールを狙ったが実らなかった。

 後半45分間の主導権を握った日本だが、スコアは動かせず。0-1で敗れ、スペイン遠征を2連敗で終えた。

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