ファン・サポーターからの熱い応援メッセージがサプライズで選手のもとに届けられた。カタールW杯に出場する日本代表は16日、ベースキャンプ地のカタール・ドーハからUAE・ドバイに移動。16日に行われる国際親善試合・カナダ戦に向け、試合会場のアルマクトゥームスタジアムで前日練習を行った。

　トレーニングのためスタジアムに到着し、ロッカールームに入った選手たちを待っていたのは、選手にはサプライズで準備されていたファン・サポーターからのメッセージボードだった。

「頑張れ日本」「目指せ!ベスト8!」など、憧れの選手に宛てたものやチーム全体を鼓舞するものなど、さまざまなエール、激励の言葉でメッセージボードは埋め尽くされていた。DF酒井宏樹のロッカーには酒井への応援メッセージのほか、ケガで不参加となったDF中山雄太への応援メッセージが書かれたカードも貼られていた。

DF酒井宏樹のメッセージボードには負傷で不参加となったDF中山雄太へのメッセージも

　W杯で史上初のベスト8進出を目指す日本代表の応援プロジェクト「新しい景色を2022」の一環として9月にスタートした本企画。新ユニフォームのコンセプトである「ORIGAMI」と連動し、ファンの応援メッセージが書かれた折り紙が約2か月で約2万8000枚集まった。そのメッセージ折り紙を26枚のメッセージアートに仕上げ、本大会を目前に控えた選手たちのもとに届けられた。

26人全員分のメッセージボードがロッカールームに飾られた

　サッカー界の資源循環を目指す取り組みとして、折り紙はサッカー界から排出された大会ポスター・紙コップといった紙ゴミを原料の一部として作成。応援の形もサステナブルに進化させ、全国のサッカーファンと選手をつなぐ企画となっていた。

ファンからの応援メッセージが書かれたメッセージボード

(取材・文　西山紘平)

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