[11.17 国際親善試合 日本1-2カナダ ドバイ]

　底知れぬ野心が結果を生み出した。日本代表MF相馬勇紀はカタールW杯前の最後の親善試合で先制ゴール。「得点できたことはよかったけど、チームが勝てないと悔しさが残る」と振り返った。

　当落線上から本大会メンバー入り。その実力は揺るぎないものとなった。最後の親善試合・カナダ代表戦に臨んだ日本は前半8分に先制。MF柴崎岳の浮き球パスに、相馬が最前線で反応する。「最初は特に行こうという話をしていた。積極的に背後に抜け出して、いい形で得点ができました」(相馬)。ボールにダイレクトで触れ、ゴールに流し込んだ。

　右サイドでの起用にも臨機応変にプレーした。「最初、前線から行くというところで配置されたと思う。どこのポジションを任されたにせよ、まっとうするだけ。きょうはそれが最初に右(サイド)でできた」。果敢なプレーで90分間猛アピールしてみせた。

　気鋭の若手がチームを盛り立てる。「最後の最後まで締めていかないとW杯は勝てない。修正していかないと。今日の試合の反省をして、しっかり切り替えて、初戦で絶対に勝つ準備をしていけたら」。本大会に向け、調子は右肩上がりだ。

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